【私たちはどうかしている】第7話「豹変の婚約者…蘇る記憶!!真犯人は実の父親!?」感想ネタバレ(主演:横浜流星・浜辺美波)

2020夏のドラマ一覧

主演:横浜流星・浜辺美波
日本テレビ系  (水曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【婚約者から敵へ…恋心が交錯!!真犯人は】
新進気鋭の和菓子屋『花がすみ』に、創業以来60年間ずっと光月庵が引き受けてきた由緒ある五月雨亭の仕事を奪われたことに衝撃を受けた光月庵の面々。名誉挽回のため、椿(横浜流星)は次の週に迫った五月雨亭・新春園遊会の選定会に向け、久々に自分で御菓子を作る決意を固めた。同じ頃、『花がすみ』の七桜(浜辺美波)の元に「光月庵の若旦那(椿)が月をイメージした御菓子を作る」と電話が入り、七桜は「楽しみにしている」と答えるのだった。
そんな中、光月庵の椿の元へ週刊誌の記者がやってくる。記者は「18年前の当主殺害事件。表向きには病死になっている樹(鈴木伸之)の死についてタレコミがあった」と話す。
栞(岸井ゆきの)は、あの日椿が城島(高杉真宙)に言った「あいつはもう前を向いている」という愛情が滲んだ言葉を忘れられずにいた。そんな時、栞は神社で偶然七桜とすれ違い、思わず七桜の腕を掴んで引き止めた。喫茶店に場所を移したふたり。栞に今までどうしていたのか尋ねられた七桜は、「東京のお店で修行させてもらっていた。そして3か月前に自分の店を持てるようになって金沢に戻ってきた」と話し、栞は素直に「すごい」と目を輝かせる。そして栞が光月庵で働いていると聞いた七桜は驚くも「栞さんが看板娘ならお客様も喜びそう」と笑顔で話す。栞は「お客様の奪い合いにならないかとか気にならないのか」と尋ねる。七桜は「ならないですよ」と微笑み、「昔『新月』という羊羹を作ったけど、今の光月庵は正にそんな感じ。暗闇で何も見えていない」と厳しい表情に変わる。そして椿が御菓子を作っていないことについて「一番美しくて美味しい御菓子を出す以上に大事なことはあるのか」「店の名前にあぐらをかいて味を落とした光月庵には負ける気がしない」と強気の発言をして栞を怒らせてしまった。怒った栞が立ち去った後、「ずっと想い続けているなんてすごいね、栞さん」とつぶやく七桜の表情は、先程までの負けん気の強いキツさはなく、純粋に椿を好きだった頃の柔らかいものだった。
週刊誌の記者から、「今日子(観月ありさ)が夫の不貞に逆上して刺したのでは」と聞かれた椿は、「そこまで調べているなら女将にアリバイがあることも知っているでしょう」と記者に答えた。しかし、なぜ今頃になってそんな話が出てくるのか疑問に思いながらも、椿は事件当日の今日子の行動を思い出そうとする。
『花がすみ』にひどく落ち込んだ様子の七桜が帰ってきた。心配する多喜川(山崎育三郎)に七桜は、栞に会って冷静さを失い余計な事を言ってしまったかもしれないと話す。動揺する七桜を多喜川は優しく抱きしめた。驚く七桜に多喜川は「なんだ折角僕の出番がきたと思ったのに泣いてないの?」とおどけてみせた。七桜は「泣くわけない」と強い気持ちを改める。3年前、多喜川の紹介で働き出した七桜。ようやく御菓子だけと向き合えると思っていた矢先、女将の差し金でやってきた県警の刑事にあの日の火事の犯人なのではと疑われてしまう。さらに追い打ちをかけるようにTVのインタビューで今日子は、暗に七桜の母・百合子(中村ゆり)のことを『鬼』と言ってあることないことを話して七桜を追い詰めた。何もかも自分の命さえも諦めてしまいそうになった七桜は、多喜川の「君が諦めたら誰がお母さんのことを思い出すんだ」「全部消えてしまうんだ、お母さんは二度死んでしまうんだ」という言葉に救われる。そして以前読んだ母が樹に出せなかった手紙を思い出す。『いつか光月庵で自分が作った『桜の羊羹』を出したい』『自分では光月庵の女将にはなれないとわかっている』…母が伝えられなかった想いやささやかな幸せ。光月庵に今日子が居る限り母は死んでもなお汚され続ける、そう思った七桜は決心して、多喜川に「力を貸してください、お店をください」とお願いしたのだった。その後、七桜は一度だけ光月庵の御菓子を食べ、すぐに椿が作ったものではないと気づいた。「椿は光月庵がほしかっただけ、御菓子を作りたいわけではない」「あの火事の日命がけで守ったものはこんなものだったのか」と憤る七桜に、多喜川は「本気なんだね、光月庵を乗っ取って君のものにする」と七桜の決心を確認した。
選定会が近づく中、椿はテーマの月を表現した繊細で美しい御菓子『空明』を完成させる。その美しさに職人一同「これなら花がすみにも勝てる」と感動するが、城島だけは「こんなにすごい御菓子が作れるのに何で店の御菓子を作らないんだ」と腕がある椿が厨房から遠ざかっていることを不満に感じていた。
とある料亭で今日子と市議会議員・溝口(吉沢悠)が会食をしている。五月雨亭の選定員をするという溝口に今日子は椿の『空明』のデッサンを手渡した。選定会当日。『空明』が出されると溝口は、他の選定員の印象を引っ張るかのように大きな声で大げさなまでに『空明』を褒めるのだった。一方、七桜が作った『明月』が出されると溝口は「なんだこのただの白い団子は」とケチをつける。しかし中を割ってみると中からは、みたらしの餡が流れ出て金木犀の花が美しい月の輝きを表す。七桜自身の迷いのない気持ちと同様、雲一つない空に輝く月を表現したという御菓子は選定員の心を奪う。その頃、勝敗を前に庭で椿を見つけた七桜は『光月庵の正式な後継者は私』決心した様子で椿に近づくが、椿に「誰ですか?」と言われてしまい椿の目が見えていないことに気づき心乱される。光月庵に戻った椿は、『空明』が選ばれたと聞いて安堵の表情を浮かべる。一方、花がすみでは多喜川の調べで今日子が根回ししていたと知った七桜は「私の御菓子が印象に残っていればいいのだけど」と肩を落とす。
病院を訪れた椿は、このまま手術をしないと失明する可能性が高いと医師から告げられて動揺する。手術をしても手元の細かい作業が出来るようになるには、数ヶ月から数年掛かると言われて呆然とする。そして大旦那(佐野史郎)の見舞いから戻った椿は、今日子が選定員の溝口に根回しをしていたことを知り、今日子への嫌悪感を露わにする。「根回しがなければ『花がすみ』に決まっていたかもしれない」と聞いた椿は辞退しようとするが、今日子に「そんな甘い考えでは暖簾は守れない」「私は地獄にだって堕ちる覚悟がある、同じよねあなたも」と凄まれる。
一方、七桜は、光月庵の牙城を崩そうと今日子と深い仲である溝口に近づいていた。急に頭角を現した『花がすみ』が気になる椿は、ある予感を抱いて『花がすみ』を訪れる。椿が店に入るとちょうど七桜が溝口の接客をしているところだった。溝口が去り、椿が「七桜」と声をかけるも七桜は「お客様お待たせしました、おすすめは…」とわざと椿に気づかないフリをする。椿が「何なんだ、花がすみって。光月庵の近くにこんな店を出して」と困惑と怒りが混じった声でいうと、七桜は「自分の店を持つのが夢だったの、喜んでくれてもいいのでは」と答えた。火事の日のことについて尋ねる椿に七桜は「全部嘘だよ」「ママを殺人者にした人のことなんて好きになるわけがない」と本心を押し殺して嘘をついた。記憶の中の七桜とは別人のような七桜に、椿は『誰なんだ』と困惑する。それでも七桜は「あの日大事なもの(後継者だけが使うことを許される型)を取りに行ったんでしょ。でもあれは私のだから」と続けた。椿が七桜を追求しようとすると多喜川が割って入ってきた。多喜川は「彼女は仕事面でもひとりの女性としても大切なパートナーだ、だから彼女を傷つけることは許さない」と言われて椿が去っていく。椿が去った後、多喜川は「ちょっと盛りすぎたかな」と言うが、七桜の手は震えていた。そして椿もまた憎しみと愛おしさの間で苦しむのだった。
その頃、光月庵では七桜の記事が雑誌に載ったことで『花がすみ』の店主が七桜だということが発覚して騒ぎになっていた。このことはさすがの今日子も知らなかったようで、雑誌をくしゃりと握りしめて怒りに震える。栞がその場を離れると城島が追ってきて「あの人を手に入れようなんて無理だ」「椿さんの怒った顔や弱いところ見たことないだろ、そういう顔は七桜さんにしか見せない」「敵わないんだよ、誰も」と言う。それは七桜を想う自分に向けて言っているようでもあった。
椿から七桜が光月庵を乗っ取るつもりだと聞いた今日子は憤る。そして椿は、七桜が母の無実を訴えていることから、改めて父を殺した真犯人は誰なのか、あの日の記憶を辿る。18年前の事件の日、樹と百合子の密会を目撃してショックを受けた椿は一睡も出来なかった。今日子が部屋を出ていかなかったことは一晩中起きていた椿自身が証人なのだ。
眠っている大旦那・宗寿朗の病室の花瓶に七桜はお花を生けると黙って病室を後にした。すると廊下で椿が待ち構えていた。「やっぱり七桜だったのか」と詰め寄る椿を無視して七桜が足早に立ち去ろうとしたとき、椿がめまいを起こしてよろけてしまう。七桜は「また目が見えないのでは」と問うが椿は「何のことだ」と誤魔化す。早く治療を受けるべきだと話す七桜に、園遊会が終わるまでは治療を受けないという椿。椿を説得しようと「園遊会なんてどうでもいい」と言う七桜に、椿は下手な御菓子を出して光月庵の評判が落ちることは「俺の光月庵が終わる」と語気を強めて反論する。そんな椿に自分の好きだった椿のままだと実感する。そして七桜は自分が光月庵を乗っ取ることで、椿を光月庵の呪縛から解き放とうと改めて決意した。
その頃、七桜のことで苛々してる今日子は栞の姿を見つけると椿と進展しているのかと尋ねる。椿が褒めた栞の器を握りしめたまま、栞は初めて椿と出会った時、自分が作った御菓子を椿が褒めてくれた時の事を思い出す。そして光月庵に負ける気がしないという勝ち気な七桜の言葉、七桜に敵うわけないという城島の言葉、あの火事の日の出来事が走馬灯のように駆け回る。そして栞の頭の中が『嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ』と七桜を打ち消すように渦巻いたとき、栞は「女将さん、私、妊娠したかも」と嘘をついた。今日子は喜び勇んで、栞の実家の老舗旅館・長谷屋へ出向き、一刻も早く椿との結婚を進めようとする。栞の父は光月庵の好きにしてくれていいとぶっきらぼうに話すが、母や姉は素直に結婚と妊娠を祝福する。母は高血圧になりがちな妊娠中の体を心配してクルミを持たせるが、それは父が用意したものだとこっそり教える。父はバツが悪そうに「子供が生まれたら見せに来なさい、母さんも抱きたいだろうから」と言った。勘当が説かれて嬉しそうにする栞に、今日子は「子供って偉大なのよ」「どんな状況でも一瞬で変えてくれる」と凄む。栞は蛇に睨まれた蛙のように今日子から目をそらすことが出来なかった。
溝口の講演会に花がすみの御菓子を出したいと依頼があったと多喜川から聞いた七桜は喜ぶ。多喜川は七桜の様子から椿と何かあったのではと心配する。多喜川に「すべて知っていないと力になれない」と言われた七桜は、椿に手術を受けさせるため、光月庵の呪縛から解き放つために一刻も早く光月庵を乗っ取る決意を話す。椿に恨まれても構わないそんな七桜の椿への健気な思いを知った多喜川は、「僕だけはずっと君のそばにいる」と七桜を抱きしめた。
自分の知らないところで栞との結婚話が進んでいることを知った椿は栞の部屋へ行く。そこで待っていたのは着物を脱ぎ捨て「私を抱いてください」と迫る栞だった。椿は冷徹な目で栞を見下ろすと「俺の何を知っている?」と栞の首に手をかける。「今の俺は無理です」栞に着物を羽織らせる椿はいつもの優しい椿に戻っていたが、椿の脳裏には七桜が浮かんでいた。あまりにも冷たい態度で椿に拒絶された栞は、激しい自己嫌悪に襲われるのだった。
その日の夜遅く。多喜川は 夕子(須藤理彩)の店を訪れていた。七桜を支え続ける多喜川に、本気で七桜を思っているのかと尋ねる夕子。多喜川は「おかしいな、年上が好みだったのにな」と茶化す。夕子から大旦那の容態がかなり悪いと聞いた多喜川は、次期当主に名乗りを挙げる最後のチャンスだと七桜に告げる。七桜が自分と溝口の関係に気づいたかもしれないと溝口から聞いた今日子は、焦りを強めていた。「高月家の血を引く孫が現れた場合、その孫が全ての財産を相続する」という遺言書のありかはまだ掴めていない。まずは宗寿郎を自分の目の届くところに置いておこうと考えた今日子は病院へ急ぐ。そこへ七桜が現れた。強気で今日子に迫る七桜だが、今日子から栞が椿の子供を妊娠したと聞かされショックを受ける。今日子はその隙に七桜を突き飛ばして宗寿郎を連れ出そうとする。突き飛ばされたはずみで花瓶に活けてあった赤い椿の花が七桜の前に散らばる。過呼吸で苦しむ七桜だが、「樹さんの本当の子供は私です!」と必死に声を上げる。その夜『今怯んだら女将の思うつぼ。今度こそ大切なものを守る』そう決心して七桜は光月庵を訪れる。七桜の対応をした栞に「椿に目の治療をするよう言ってほしい」と頼む七桜。七桜は結婚する栞が椿の心の支えになると信じて頭を下げるが、栞は自分には無理だと断る。
宗寿郎の部屋に通された七桜に、宗寿郎は開口一番「『サクラ』なのか」と声をかけて七桜の手を取る。「本当に樹の子供なのか」と問う宗寿郎に七桜は「はい」と答えて百合子が残したDNAの鑑定書を見せようとする。そこに今日子が現れ、鑑定書を破ってしまった。駆けつけた椿と今日子に、宗寿郎は「その子と二人にしてくれ」と言い渡す。廊下に出た椿は今日子に「ずっと気になっていた。もしや自分の本当の父親がお父様を?」と疑問をぶつける。宗寿郎とふたりきりになった七桜は、持参した御菓子を宗寿郎に差し出す。御菓子を一口食べた宗寿郎は昔に食べた『サクラ』の味を懐かしむ。そして樹にずっと想い続けている人がいると知っていたと話し始める。中学の同級生でお互いを想い合っていた樹と百合子だが、古い風習で結婚は家同士のものだったため、大旦那が無理やり別れさせたのだった。自分が結婚を許していれば、樹も百合子も幸せに暮らしていたかもしれない。七桜の幸せを壊す原因を作った自分を許せるのかと問われた七桜は、「許せません。でも私は父と母が大切にしていたこの店がほしいです。光月庵で御菓子を作りたい」と告げた。
一方、椿は18年前のあの日、何か大切なことを忘れていないかと自問自答していた。そこへ七桜に車椅子を押されて宗寿郎がやってきた。宗寿郎は入院中に椿だけが唯一世話をしに来てくれたことを「皮肉だな」と話す。そしてこれまで血筋だけで後継者を決めてきたが、本当にそれだけでいいのかと思いを話した。そして「椿、サクラ」とふたりを呼ぶと来月末12月31日の除夜祭の日、より美しく魂を震わす御菓子を作ったものに光月庵を譲ると告げた。

【感想】
30代・女性
いよいよ最終回。光月庵は誰の手に?そして樹を殺した犯人は誰なのか、来週が楽しみです。溝口が一番有力に見えますが、多喜川の父、そして山口と包丁が映し出されるなどまだまだ気が抜けません。

←6話はこちら   最終話はこちら→