【私たちはどうかしている】第4話「2人の仲裂く復讐の罠!!一発逆転のわらび餅」感想ネタバレ(主演:横浜流星・浜辺美波)

2020夏のドラマ一覧

主演:横浜流星・浜辺美波
日本テレビ系  (水曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【復讐の罠と反撃の極上わらび餅!!】
茶室で『不妄語戒』の掛け軸の前に座る七桜(浜辺美波)と椿(横浜流星)。「この軸の前で嘘をついた者は、地獄に落ちる」という掛け軸を前に椿からまっすぐな愛の告白をされた七桜。椿は七桜の初恋の相手、本当ならば泣いて喜ぶほど嬉しいことなのに…。椿の「さくらなのか?」という質問に、罪悪感を覚えながらも、母の無実を証明するために“地獄に落ちる”覚悟をもしてきた七桜は「私は花岡七桜です。さくらじゃありません」と答えた。七桜のその言葉を「信じる」と言う椿は「全部俺のものにしたい、それくらい愛おしい」といい、2人はその夜、初めて結ばれる…。『椿の腕の中で幸せを感じるなんてどうかしている』そう思っても七桜は椿を振り払うことなどできなかった。
翌朝、七桜は椿から光月庵の作業着を手渡される。作業着に袖を通した七桜は『ママが着ていた制服』と心を引き締める。するとそこへ今日子(観月ありさ)がやってきて、大事なお客様にお茶を出すように命じた。しかしそれは座敷で七桜の作法を試す嫌がらせだったのだ。襖を開けた瞬間その空気を察した七桜はそつなくこなして部屋を後にしようとする。しかし今日子に部屋の片隅で待機するよう命じられた。来客のひとりがお茶を飲み干したため、七桜は「お茶をお取替えいたしましょうか」と声を掛ける。するとその場の空気が凍りつき、今日子は土下座で来客に謝罪した。自分が何をしてしまったのか分からない七桜に、今日子は「無知で馬鹿な一言で今まで築いてきたものが一瞬で崩れてしまう世界なのよ」「あなたにこれを着る資格はない」と言うと光月庵の制服を無理やり脱がせた。御菓子への情熱があっても住む世界が違う、どうしようもない…と落ち込む七桜。
そんな中、城島(高杉真宙)に誘われて和スイーツカフェに出かけた七桜は、純粋に御菓子の話で盛り上がれる城島に癒しを感じる。
夜、椿は宗寿郎(佐野史郎)に薬を運ぶ。咳き込む宗寿郎の背中をさすろうとする椿の手を払い除けた宗寿郎は「お前を後継者と認めていない。早くあの子を見つけてくれ」と言った。その言葉を聞いた椿は、怒りで拳を強く握りしめていた。同じ頃、城島から実家の和菓子店の名物・わらび餅があるので食べに来るよう誘われた七桜は、離れの従業員の部屋へ行く。ずっと行きたいと思っていたが、記憶が曖昧で来られなかった離れ。部屋の外で待っていた城島が襖を開けた瞬間、七桜の中の母・百合子(中村ゆり)との思い出が一気に蘇る。七桜は部屋の外にクチナシの花が植えられていることに気づく。城島は花についても詳しく、母親が好きだったからだと話す。城島は小さくても温かい店にすることが夢だと話し、七桜はこれに賛同する。城島は「でも椿さんは違いますよね」と七桜の目をまっすぐに見つめる。そして「椿さんとじゃ幸せになれない。俺とじゃダメですか?」と七桜に迫る。そのとき、城島の部屋に椿が現れる。「人のものに手を出す暇があるなら練習でもしたらどうだ」という椿に見せつけるように、城島は七桜を後ろから抱きしめると「俺、七桜さんが好きなんです」と悪びれる様子もなく言ってのけた。怒った椿は、城島を壁に押しやると七桜の手を取って部屋を後にした。残された城島は「どこがいいんだ、あんな普通の女」と小さい声で吐き捨てた。「城島くんが私を好きだなんて本心じゃない」という七桜に椿は「だとしたらもっとたちが悪い、あいつには近づくな」と厳しく言った。
翌朝、七桜が厨房へ行くと城島が洗い物をしていた。洗い物は自分の仕事だから、小豆の仕込みをするようにという七桜に、城島は来月いっぱいで店を辞めることになったと明かした。「城島くんには夢がある」と城島をクビにしないよう頼む七桜だが、椿は「ならばセンスがないから早く諦めたほうがいい、光月庵は夢を語る場所じゃない」と冷たい。ふたりが言い争う様子を離れた場所から山口(和田聰宏)が見ていた。七桜は着ていた光月庵の制服を脱いで「私にはまだ早かったみたい」と椿に突きつけると部屋に入ってしまう。そして『椿が遠い…』と悲しさを募らせた。
二人の仲に亀裂が入ったことに満足げな今日子は、城島に金を渡す。ほのかに香ってきた小豆の香りに「俺、嫌いなんでこの香り」といってお金を握りつぶす城島だった。厨房の裏手で、山口は城島を呼び止める。山口は、七桜を椿が城島のことで揉めていたことを告げると「どういうつもりだ」「実家の店を継ぐのが夢だなんて、店は潰れてもうないんだろう」と問う。城島は「店は潰れたんじゃない、潰されたんだあの人に」と怒りの表情を浮かべる。城島は運動会や参観日にも仕事を優先する両親が嫌で和菓子なんて大嫌いだったという。それでも、真面目な父が御菓子作りをする姿を見ていて後を継ごうと考えるようになったのに…という城島。山口は手助けになれることがないか申し出ようとするが、そのとき城島の携帯がなり、城島は行ってしまった。電話で「逃げたりしない、ちゃんと払う」と言いながら出かける城島を見かけた七桜は、城島のことが気になる。
その頃、光月庵に多喜川(山崎育三郎)がやって来ていた。多喜川は音羽百貨店の担当者を紹介する。椿は担当者に投票で1位になれば全国で和菓子が売り出されるというデパートの七夕催事への出店を依頼される。以前別の百貨店で行われた同じような催しで注目を浴びた椿だが、その時多喜川は能登の小さな店『しまや』を推薦していたと話す。その店の名前を聞き、椿は城島が七桜に実家は能登にある『しまや』っていう小さな和菓子屋だと話していたことを思い出す。多喜川は椿に『しまや』は潰れたと話す。
七桜は出かける城島の後をこっそり付いてきていた。城島は強面の男にお金が入った封筒を手渡すが、男は「足りない、母親のところに行ってもいいんだぞ」と城島を脅す。城島が腕を捻られているのを見過ごすことができず、七桜は「大事な職人に何するんですか」と男を突き飛ばした。男は「貸した金を返してもらっているだけですよ、その男の店の借金を」といって去っていった。
事情を尋ねる七桜に、城島は父が病気で店を開けられず維持費のために金を借りていると嘘をついた。父のわらび餅を作れない自分は店を開けられないと話して城島は去っていった。
翌朝、城島が厨房へ行くと父がわらび餅を作っていたときと同じ音が聞こえてきた。厨房では七桜が城島の夢のため『しまや』の味を再現すべく、わらび餅を作っていた。「お父さんのわらび餅との違いを教えてほしい」と試食を頼まれた城島は、父の味の特徴を教える。すぐに改良に取り掛かる七桜に、城島は「マジかよ…」と驚く。そして七桜を手伝おうとするが、七桜は「大丈夫だよ」と断った。去り際、城島は「早くおちろよ」と小さく捨て台詞を吐くのだった。
一方、椿は催事に出す御菓子を考えるが、中々よいアイデアが浮かばない。そして、多喜川から城島が『しまや』の息子であること、母親が入院していることを聞いた椿は、母・昭子(春木みさよ)の病院を訪ねる。椿を一目見た昭子はただひたすら椿に謝る。そして椿は、城島が自分を恨んでいる理由を知る。2年前、経営の傾いていた『しまや』はデパートの催事に出店するチャンスに恵まれ、必死に準備をしていた。しかし当日、きちんと積んでおいたはずのわらび餅の箱が崩れ中身が床に散乱しており、起死回生の機を逃してしまったという。その後、父は過労で亡くなり、店は閉店してしまった。催事のブースに落ちていた光月庵の袱紗から、催事で脚光を浴びていた椿がわらび餅をダメにした犯人だと確信した城島は、復讐するチャンスを狙ってきたのだ。昭子は「あの子はあの時壊れてしまった。何かする前に店から追い出してください」「あの子には純粋に御菓子を作ってもらいたいんです」と椿に懇願する。
何度も何度も失敗を繰り返しながらも、わらび餅の試作を続けていた七桜は、城島も達成できなかった『しまや』の味を再現しつつあった。「このわらび餅が完成してお父さんがまたお店を開いたら、城島くんの夢も…」と実家を継ぐ夢を叶えて欲しいという七桜のお節介に城島は苛立つ。さらに自分の家の借金を椿が完済したことを知り、城島は椿に怒りをぶつける。椿は顔色一つ変えずに、催事に光月庵から『しまや』のわらび餅を出すための前払いだ、と告げる。そしてあの催事で食べた『しまや』のわらび餅は嫉妬するほどだったという椿だが、城島は怒りを鎮められず「七桜にしまやは潰れたから何をやっても無駄だと言えばいい」と言い放つ。七桜は偶然これを聞いてしまい、わらび餅を完成させることを躊躇する。しかし椿に「信じて叶えればいい」と背中を押された七桜は、その言葉に励まされて再びわらび餅作りに励む。
催事に七桜のわらび餅を出すと椿が決めたことを面白く思わない今日子は、再び城島の目の前に札束をチラつかせて「またお願いしたいことがある」と話す。
試行錯誤の末、ついにわらび餅の味を完成させた七桜。椿に「あのわらび餅だ」と太鼓判をもらう。嬉しそうにわらび餅のポイントを話す七桜を、椿は愛おしそうに優しい笑顔で見つめる。
催事の前夜、こっそりと厨房にやってきた城島は、七桜が作ったわらび餅のケースを見つめると思い切り頭上に振り上げる…。
催事当日の朝、何者かによって厨房に積んであったわらび餅が床に散乱してしまっていた。作り直す時間がない中、七桜の管理不足を責める今日子に、二度も御菓子をダメにされた七桜は黙っていられなかった。「どうしてあなたみたいな人がこの店の女将なんですか、椿さんの母親なんですか」と問い詰める。今日子は「お客様にお出しするまでが御菓子作りなのに」とあくまでも七桜の管理不足のせいにする。そして今日子は催事には、富岡(岡部たかし)が用意していた御菓子、笹を模した上生菓子と星型の最中を出品するというと、意気揚々と星型の最中を自ら運ぶのだった。城島は、厨房の裏口で今日子を問い詰める。城島は今日子から、七桜のわらび餅をダメにするよう指示されたが、あと少しのところで思いとどまっていたのだ。「誰かさんが役に立たないから余計な仕事が増えたわ」という今日子。やはり犯人は今日子だった。七桜は厨房でひとり散乱したわらび餅を片付けていた。城島は「催事には行く。私が作ったわらび餅食べてもらわなきゃ」という七桜の言葉に「食べてもらうって…」と戸惑うが、床に落ちたわらび餅を持ってある違和感を覚える。
今日子が催事場の店頭で接客していると、平然と現れた七桜が客に最中を勧め始める。「私の作ったわらび餅を食べてもらいに来たんです、女将さん」と今日子に強気な七桜。今日子が富岡が作った最中だと思っていたものは、本当はわらび餅が隠されていたのだ。「こちらのきなこをかけてお召し上がりください」七桜の隣で城島がフォローする。わらび餅は試食したお客を次々に幸せそうな笑顔に変えていく。その様子に城島は、父の姿を思い出して涙するのだった。
椿を見つけた今日子は、「あなたも知っていたのね」と詰め寄る。椿は「アドバイスしただけだ」と平然と答えた。催事前夜、わらび餅を作り終えた七桜に椿は「催事に出すにはもう一捻りほしい」「それにこの家には毒を持った蝶がいる」と話した。「頼んだものをきちんと確認する人なら、してやられることもなかったのに」と今日子にいう椿。そしてダミーで置いてあったわらび餅は古くて固くなった失敗作だと明かすと「和菓子屋の女将なのに気づかなかったのか」と追い打ちをかける。そして「2年前の催事で『しまや』のわらび餅をダメにしたのもあなたですね」「可愛そうな人だ」と椿に言われた今日子だが「でもあなたは私を突き放せない」というと悔しさをにじませ会場を後にする。その時、多喜川が今日子を呼び止める。多喜川の顔を見て、バツが悪そうにする今日子。そんな今日子に「二人が結婚すると、何か都合が悪いことがあるんじゃないですか?」と言われて今日子は動揺してしまう。
大盛況のうちにわらび餅は完売し、「光月庵の投票が一番になると思う」と催事担当者は報告する。そしてわらび餅の名前を決めたいという担当者に椿は、敬意を表して御菓子を『しまやのわらび餅』と命名した。そして城島は、自分の夢のために一生懸命わらび餅を完成させてくれた七桜に、「どうしてそこまでしてくれるんですか」と尋ねる。しかし七桜は「そっか、途中からわらび餅のことだけで頭がいっぱいだった」と無邪気な笑顔を浮かべた。そんな七桜に城島はいつしか本気で想いを寄せるようになっていた。
翌朝、厨房には小豆の仕込みに真剣に取り組む城島の姿があった。厨房にやってきた椿に城島は借金は必ず返すと頭を下げた。わらび餅の代金だから返済は不要だという椿に、「あれは『しまや』のわらび餅だから、必ず俺のものにします」という城島。そこには椿への憎しみはなく、御菓子への情熱がこもっていた。そこへやってきた七桜に椿は「どうやら当分ここで働くみたいだ」と少し嬉しそうに言う。「よかった~」と笑う七桜に、椿は「だからあんまり隙き見せんなよ」と優しく言った。
それからしばらくして、光月庵には白藤屋がやってきていた。七桜の白無垢を仕立てにきたのだ。試着をしていた七桜は突然吐き気に襲われる。白藤屋の女将に「もしかしておめでた?」と聞かれて七桜は自分でも驚く。
一方、椿との結婚が破談になり人知れず傷ついていた栞(岸井ゆきの)は、新たな見合いの席で七桜が『人殺しの娘』だと噂になっていることを聞く。
「ちょっと疲れがたまっていただけで」と笑顔でその場を誤魔化した七桜だが、心は不安でいっぱいになってしまう。部屋に戻ってから椿が話しかけても上の空だ。七桜は、母親のふりをしてくれた夕子(須藤理彩)に結婚式の連絡をしようとするが、夕子の店の名刺がなくなっていることに気付く。
その頃、夕子の営む小料理屋に一人の客の姿が。それは七桜から名刺を盗んだ今日子だった。蝶の帯留めをつけた今日子は「日本酒を冷でいただこうかしら、今日は暑いですからね」と言う。その表情からは狂気のようなものが感じられた。

【感想】
30代・女性
城島くんが元の好青年になって一安心、椿と七桜の絆も深まってめでたしめでたしと思いきや、そうは行かない展開にハラハラです。今まで大人しくて健気なお嬢様だと思っていた栞が何やら動き出しそうです。これまでかなり猫を被っていたのかと思うとどんな動きをしてくるのか分からない怖さがあります。そして夕子との直接対決?に乗り込んだ今日子。なぜそこまで七桜を毛嫌いするのか。やはり七桜が、宗寿郎の言う正当な後継者『あの子』なのだろうなと推測します。仮にそうだとしても七桜と椿ならこれまで通り上手くやっていけるのにと思ってしまう私は、今日子さんとは「住む世界」が違うのでしょうね。そしてかつて七桜が住んでいた部屋の庭に植えられたクチナシの花。クチナシには、『幸せ』という意味が有名ですが、日本では『死人に口なし』を連想させることもあるようで…亡くなった方(百合子)に無実の罪を着せても何も言われないという今日子からのメッセージだとしたら…めちゃくちゃ怖いです。もしかして百合子が取り調べ中に突然亡くなったのも今日子が??
そして多喜川の言動も真意がわかりません。最初は、本当に七桜を見守る存在なのかと思いましたが、椿に『しまや』を推していたと言ったり、今日子にとって会いたくない存在である様子から、多喜川も光月庵を良く思っていないのかなと感じました。

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