【私たちはどうかしている】第2話「強烈嫁いびり&数々の罠!!憎い相手と急接近!?」感想ネタバレ(主演:横浜流星・浜辺美波)

2020夏のドラマ一覧

主演:横浜流星・浜辺美波
日本テレビ系  (水曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【罠と最中と動き出す恋】
光月庵で暮らし始めた七桜(浜辺美波)は、椿(横浜流星)の案内で厨房へ向かう。七桜は、ベテラン職人の富岡(岡部たかし)や山口(和田聰宏)、見習いの城島(高杉真宙)、杉田(草野大成)、安部(前原滉)に「よろしくお願いします」と元気よく頭を下げた。しかし、椿に下っ端の職人として洗い場の仕事を命じられ七桜は不服そうな表情を浮かべるが、「ここでは嫁の仕事だ」と椿に冷たく言われて従うしかなかった。七桜は気持ちを切り替えて仕事に励もうとするが、七桜の背後で城島、杉田、安部が『椿の結婚をぶち壊した女』と七桜をからかうような話をしており嫌な気分になる。それでも小豆の匂いや篩をかける音、ガスの熱など大好きな和菓子作りに囲まれることに喜びを感じる七桜。
そのとき、城島が小豆にさし水をする工程を忘れて次の工程に移りそうになるところを七桜が気づいて助ける。厨房では、山口の指示の元、杉田たちが忙しそうにしている。神社の祈晴祭で奉納する御菓子作りを光月庵が任されているという。七桜は、城島にこの店で一番の古株を尋ねる。富岡も山口も10年位前からの従業員だという城島は「こんなに老舗なのに不思議だ」という。そして、15年前先代の樹(鈴木伸之)が亡くなった事件の後に光月庵の従業員が総替わりしたため、お客さんの方が古い付き合いだと話した。
その夜、七桜は古い注文書を調べている。常連さんから当時の話が聞ければ何か分かるかもしれないと考えたのだ。そして呉服屋白藤屋との取引が50年以上続いていることを知った七桜。このとき、椿の母・今日子(観月ありさ)が物陰からこっそりその様子を見ていたことに七桜は気づかなかった。
翌日、「誰だ!白藤屋さんの注文を明日に受けたのは!」富岡の怒鳴り声が厨房に響く。明日は神社の祈晴祭で忙しいため、どんな注文も受けないと決まっていたのだった。注文を受けたのは七桜だった。白藤屋からの注文は祭りと同じ12時で配達に行くなど到底無理だと皆は言う。七桜は自分で届けに行くと言ったが、白藤屋さんは大事なお客様だからと椿が届けると申し出た。すると今日子が「祭りにあなたが顔を出さなければ跡継ぎ失格だと見なされます」と叱りつけた。七桜は母の情報を得るせっかくのチャンスを逃すまいと「ちゃんと届けるから信じて」と椿に言うが、「勝手な真似をしておいて何を信じろだ」「お前は言われたことだけしていればいい」と怒鳴られてしまう。それでも七桜は、白藤屋が代々大切にしている上生菓子の詳細を説明してみせ、「私にも作れる」と断言する。椿は、七桜が届けることを認めるが「寝ずに作れば間に合う」と御菓子は自分が作ると言って立ち去った。
旅館・長谷屋では、椿の許嫁・栞(岸井ゆきの)の父が「だから最初から和菓子屋の嫁なんて…」と憤っていた。「今後一切あの男(椿)に近づくな」と言い、栞の気持ちを聞くこともしなかった。
夜、厨房でひとり白藤屋の御菓子を丁寧に作る椿の姿があった。その真摯な姿勢を遠くから七桜が見つめていた。
翌日、祈晴祭の日。訪問着に身を包んだ七桜を見た城島は、七桜の美しさに目を奪われる。七桜は廊下で椿とすれ違う。椿は七桜の着物の襟を直すと「少しでも粗相したら許さない」と厳しく言った。しかし、七桜の後ろ姿をじっと見つめる椿だった。
ひとり白藤屋を訪れた七桜。女将に、椿と結婚することになった七桜ですと挨拶をして御菓子を渡した。程なくして奥から女将の悲鳴が聞こえてきた。七桜が駆けつけると、七桜が持参した御菓子が赤く血塗られたようになっていた。「どういうつもりなんですか」という女将の声も届かない程、七桜は15年前の事件がフラッシュバックして過呼吸を起こしてしまう。そこへこうなる事が分かっていたかのように椿が現れて「罰ですよ、彼女は嘘をついたので」という。椿は七桜を抱きかかえて「自業自得だな」と言う。
同じ頃、光月庵では今日子がひとり部屋で「通りゃんせ~」と歌いながら籠を開けると中の蝶が部屋に飛び出した。今日子の人差し指には赤い染料が付いていた。
平常心を取り戻した七桜は、白藤屋の女将に深々と頭を下げて謝罪するが、女将に「御菓子には送る方の気持ちが籠もっているんですよね、七桜さんの気持ち存分に伝わりました」と皮肉たっぷりに言われてしまった。店を後にする七桜は『確信、この店の敷居は二度と跨がせてもらえない』と落胆する。「誰が御菓子にあんなことを…」という七桜に、椿は七桜がなぜ嘘をついたのかと尋ねる。椿は、七桜が出掛けた後、白藤屋に電話をしていた。白藤屋は御菓子の注文をしていなかったのだ。
七桜はずっと光月庵など潰れてしまえばいいと思って生きてきた。『光月庵の御菓子は皆に愛されている、私から全てを奪ったのに…。光月庵がなくなれば私の苦しみはきっと終わる』『でも今ここがなくなったら真実が分からなくなってしまう』七桜の気持ちは揺れていた。
厨房へやってきた城島は、ひとり床に座りながらお茶を飲む七桜に気づかずにびっくりする。城島と七桜は、小豆の匂いや古い道具に癒やされると話が弾む。白藤屋の件を知らない城島は、今までそんな事したことがない今日子が白藤屋の御菓子をチェックしていたと珍しがった。七桜は今日子が自分を追い出すために御菓子に細工したことに気づき、部屋へ急ぐと今日子が「お客様に失礼をする人間は置いておけない」と七桜の荷物を勝手にまとめているところだった。「最初からこれが目当てだったんでしょう」と財布からお金を取り出して七桜に突きつける今日子。「私は椿さんと結婚するんです、椿さんに言われるまでは出ていったりしません」と七桜は今日子の手を突き返した。「この…疫病神」今日子は花瓶の水を七桜に浴びせ「よそ者はいらないの!!」と七桜を罵った。
同じ頃、宗寿郎(佐野史郎)の部屋に椿がいた。宗寿郎は「あの子は見つかったか」と椿に尋ねるが椿は「またその話ですか」と聞き流した。電話が入り、部屋を後にしようとする椿に宗寿郎は「私が世の中で一番大切にしているものが何かわかるか、お前は絶対に光月庵を継げぬ」と言った。その言葉を山口が陰で聞いていた。
庭で今日子と七桜が揉めている。「ここに置いておくことはできない」と七桜の荷物を取り上げようとする今日子。弾みで池に荷物が落ちてしまう。荷物の中には母からもらった大切な型が入っていた。悲しい気持ちで池に入る七桜に、「まぁ汚い、二度と光月庵に足を踏み入れないで頂戴」と今日子は言った。そこへやって来た椿に今日子は「ここを出ていくそうよ、あなたもそうしてほしいと思っていたでしょ」と話す。七桜は『最初から手を差し伸べてくれる人なんてひとりも居なかった』と懸命に涙をこらえる。すると椿は躊躇することなく池に入って荷物を拾い上げると「七桜にはしばらくここに居てもらいます」と告げた。白藤屋から七桜を指名して注文が入ったのだ。
その頃、白藤屋には七桜に母からの手紙を渡した謎の男・多喜川(山崎育三郎)の姿があった。白藤屋の女将から『先生』と呼ばれる多喜川。女将は「先生の言う通りに光月庵に注文を入れた」と報告する。でも、なぜ椿が七桜を妻にするのか理解できないという女将に、多喜川は「あの子の御菓子を食べたら分かるかもしれませんね」と言った。
面白くない様子の今日子を他所に、光月庵の餡を七桜に教えるため、椿の一対一の指導が始まった。城島らは陰ながら応援するが、「あんな小娘が…」と富岡は不満を持つ。そんな富岡に今日子は気づき「富岡さんのやりやすいようにして」と富岡の手を取って妖艶に微笑んだ。富岡は厨房に戻ると「作業の邪魔だ、あんたが作ったマズい味が染み付いたら困る」と七桜に厨房から出ていくように言う。椿が「白藤屋さんの大切な注文が終わるまで我慢してほしい」と頼むが、富岡は聞く耳を持たない。仕方なく椿が「命令だとしても?」というと、富岡は「お前は修行中だ、俺が言うことを聞くのは大旦那様ただひとりだ」と言った。「富岡さんのおっしゃる通りです」と引き下がった椿。椿の後を追った七桜は、廊下で怒りを柱にぶつける椿の姿を目撃する。そしてやってきた宗寿郎に「あなたの差し金ですか」と尋ねた。厨房を仕切る権限がほしいという椿に、宗寿郎は「権限を渡すのは正式にこの店を継ぐ者だけだ」「お前に譲ることは出来ん」と突っぱねる。そして七桜に「椿は私の本当の孫ではない」と告げた。
120年前、弟子にまんじゅうの製造方法を盗まれ経営が傾いた過去から光月庵が何より血縁を重んじるようになったと椿は七桜に説明する。そしてその象徴である木製の御菓子の型は、15年間誰にも使われずにしまってあるのだ。宗寿郎に怒鳴られる幼い頃の椿。椿は大切なのは血縁ではなく、和菓子に対する情熱と意志だと語る。そんな姿に七桜はかつての純粋な椿の姿を垣間見るが、15年前のあの日七桜の母を指差した椿の言動が理解出来ず戸惑っていた。
七桜が厨房で考え事をしていると、物音を聞きつけて城島がやってきた。城島は、店の餡のストックをこっそり七桜に渡すと提案する。城島は「小豆癒やされ仲間として、七桜にはこの店にいてほしい」とさわやかに言って七桜を和ませた。同じ頃、富岡は人目を気にしながら母屋へやってきた。手には『今晩、部屋で待っています 今日子』というメモを持っていた。富岡が今日子の部屋に入ると頭から着物を被って座る今日子がいた。富岡は「早く店くれよ~」というと背後から抱きついた。次の瞬間「富岡さんゲスいですね」と低い声がして富岡は飛び退く。着物を被っていたのは今日子ではなく、椿だった。椿は「厨房返してもらえますかね」とニヤリ笑った。
厨房で、七桜は城島と話しながら小豆の仕込みをする。城島の提案に感謝しつつもこんな機会滅多にないからワクワクすると七桜は笑った。ふたりが楽しそうにしていると「おい!俺の妻だぞ」と椿が城島に凄んだ。『これは嫉妬!?』と七桜は戸惑う。
一方、椿は自分に店を継ぐ資格がないと知ってからも態度を変えない七桜を意外に感じていた。「白藤屋さんに御菓子を嫌いになってほしくない、あのまま終わりにしたくない」という七桜。そして餡は憧れだと話す。七桜は幼い頃、母がよく絵本を読み聞かせてくれたが、餡を作っているときだけは違ったと懐かしむ。椿は「おいしい餡を作る人だったんだな」と言うと「状況や気温に左右されやすい餡は自分を写す鏡だ」と話した。「だから俺は餡を作るとき、少し怖い」と思わず本音を漏らす椿だった。
夜が明ける頃、ようやく七桜は光月庵の餡を作ることに成功する。しかし椿は「何かが足りない」という。「あんた光月庵の餡を美味しいと思ってないだろ」椿は七桜の気持ちを見抜き、「あんたが本当に美味しいと思う餡を作ってみろ」と言った。
再び七桜が厨房を使うようになったことが面白くない今日子は富岡に詰め寄る。「そんな事より俺の店」と馴れ馴れしく今日子に触れる富岡の手をピシャリと払いのけると「そんな事自力でなんとかして、使えない男」と捨て台詞を吐いて今日子は立ち去った。
甘さを控えめにして小豆本来の味を…という七桜と、隠し味にはちみつを使う…という椿の考えが合わさった七桜の餡が完成した。「この世界で絶対的なものは『美味しい』ということだ」七桜の作ったオリジナルの餡の美味しさを認めた椿は、光月庵伝統の味ではなく、七桜の味を白藤屋に届けようと決める。
そしてふたりは最中を届けに白藤屋へやってきた。二人の前で最中を食べた白藤屋の女将はなぜか「変わらない光月庵の味だ」と喜ぶ。実は、女将にとって光月庵の最中が日常の中でふと食べたくなるいつもの味だと気付いた七桜が、椿に内緒でオリジナルの餡ではなく、光月庵伝統の餡に戻していたのだ。七桜が相談なしに中身を変えたことに不満を感じる椿だが、七桜の判断が功を奏し、ふたりは失いかけた得意先を味方につける。その帰り道、 椿に言われて“夫婦らしく”手を繋いで距離を縮めるふたり。しかし、「大旦那ときちんと話せばわかりあえるかも」という七桜の言葉に椿は繋いだ手を振りほどいて、心を閉ざしてしまう。
その夜、白藤屋の信頼を繋ぎ止めたことを知った宗寿郎から、七桜は初めて家族の食卓に招かれる。苛立ちを露わにする今日子。宗寿郎は「落雁は作れるかね」と七桜に尋ねる。作れるが熟練の技だと思うと謙遜する七桜の態度に宗寿郎は感心する。そして落雁を店頭から下げようと考えている椿を「職人としてのプライドも和菓子に対する愛もない愚か者だ」と罵倒する。今日子でも言い返せない中、椿の和菓子と店に対する情熱を代弁した七桜に、宗寿郎は「椿のこと……愛しているのかね」と迫る。「はい」と答える七桜だが、別々の部屋で偽装夫婦のような生活を送る七桜たちの嘘を見抜いた宗寿郎の怒りが突然爆発し、宗寿郎は「嘘をつくな!」と七桜に茶碗を投げつけた。宗寿郎は、高月家に入り込んだ今日子と、樹の命を奪った職人で七桜の母・百合子、二人の“女”によって光月庵が脅かされたのだと怒りをぶちまける。そして「お前は私から大切な何を奪うつもりなんだ」と問い詰めて七桜の首を締める。「僕の妻をイジメないでもらえますか」と椿は宗寿郎を抑え込むと今日から同じ部屋で生活すると宣言する。「お前に人を幸せにできるのか」と尚も冷たくいう宗寿郎に椿は何も言い返せない。すると七桜は、投げられた茶碗を戻すと正座をして「これまで遠慮していたけど、結婚を認めてもらえたようで嬉しいです、お祖父様」と微笑んでみせた。
幼かった椿と御菓子作りに熱中した懐かしい椿の部屋へと移った七桜。宗寿郎に百合子が樹の命を奪ったと言われて何も言い返せなかったことに悔し涙を流す。母からの手紙が目についた七桜は「ごめん、簡単にわかり合えるとか言って」と昼間の発言を謝った。椿は背後から優しく七桜を抱きしめるのだが、動揺する七桜に拒否されると「そういうつもりで来たのかと思った」と皮肉った。
その夜、隣の布団で七桜に背中を向けて横になった椿は、かつて『さくら』と呼んでいた女の子との思い出を語り出す。それが七桜であることを知らないまま、『さくら』が「暗い家の唯一の明かりだった」と語る椿。椿に憎しみを抱きながらも惹かれる七桜が、椿の方を向くと椿も七桜の方を向いていた。椿は七桜の手を取ると「初めて会ったとき、この手が側にあったら変われるんじゃないかと思った」「初対面の男と結婚しようとする女なんて利用するだけすればいい、店の看板がほしいだけの女なんてこれまでと同じだ」「なのに…」と切なそうにつぶやく。「どうかしてるな」と再び背を向けた椿に、幼い頃を重ね合わせた七桜は思わず抱きついた。『世界で一番憎いはずなのに…』相反する感情をどうすることもできない七桜。『嫌い』そう思いながらも椿のキスを受け入れた。七桜が「『さくら』が再び現れたらどうするの」と尋ねると椿は「消えてもらうよ、俺の前から永遠に」と憎悪に満ちた瞳で答えたのだった。
一方、今日子の元にはある人物が訪れていた。そして七桜の素性を調べた興信所の報告書を差し出す。報告書をめくり、百合子の写真を見た今日子は、目を丸くして驚くのだった…。

【感想】
30代・女性
今日子の目的が理解できず怖いです。七桜が届けた御菓子に細工をすれば、店の信用に関わると考えるはず。例え店が潰れてもいいと思うのなら、なぜ光月庵に居続けるのでしょう?椿に跡を継がせたいのなら、もっと店の信用を大切にしてもよいものなのに。それとも顧客の一つくらいなくなってもという考えなのでしょうか。宗寿郎が言った「女狐」という表現、今日子にぴったりだと思いました。そう思わせる観月さんの演技に感心です。
そしてもうひとり謎な多喜川の正体は?七桜の母・百合子の元恋人?もしかして七桜の父親??「母親譲りの腕のいい職人」と話し、これからも陰ながら七桜のピンチを救ってくれるのでしょう。ある世界の大物オーラがしていて楽しみです。お互いに惹かれ合っていく椿と七桜。しかし「永遠に消えてもらう」という椿の本気度を目の当たりにして絶対に『サクラ』だとバレてはいけない七桜の駆け引きにも注目したいです。

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