【私たちはどうかしている】第1話「運命の再会…憎き老舗和菓子屋と偽装結婚!!」感想ネタバレ(主演:横浜流星・浜辺美波)

2020夏のドラマ一覧

主演:横浜流星・浜辺美波
日本テレビ系  (水曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【真相を知るために】
花岡七桜(浜辺美波)は鏡台の前に座り自らの長い髪をハサミでバサリと切り落とす。「15年前、私はまだあの瞬間を忘れることができない…」という。優しそうな母と幸せそうな娘、椿、血を流して倒れる男性、血のついた包丁、小さな男の子。小さな男の子が「桜のお母さん」と指をさす。「私はすべてを奪われた」「そして残った私にとってたった一つの生きる意味」七桜は決意を込めた目で鏡の自分を見つめる。
~石川県小松市~
茶道佐山流を掲げる立派なお屋敷。庭でお茶をたてている女性たち。贔屓の客で茶道の宗家の娘・真由まゆ(小島藤子)は、相手のさとみをイメージした御菓子を作るように依頼をしたのよと七桜を紹介した。七桜は和菓子作りに情熱を注ぐ才能溢れる若き和菓子職人だ。そして七桜は、まゆに結婚式の引き出物を決めるための和菓子対決を受けて欲しいと頼まれる。自分の御菓子を大勢の人に食べてもらえるチャンスに心踊る七桜だが、対決相手が創業400年の金沢の老舗和菓子屋“光月庵”だと聞き絶句してしまう。それは15年前、七桜から全てを奪った店だったのだ…。
15年前―。和菓子職人だった母・百合子ゆりこ(中村ゆり)とともに光月庵に住み込むことになった幼い七桜は、光月庵の同い年の一人息子・高月椿と出会う。椿は、七桜の名札を指差すと「桜だ」「僕と同じ春の名前だ」と言った。光月庵は創業400年の歴史を持つ老舗和菓子屋。椿は人懐っこくて明るく、病気がちな七桜にとっては眩しい存在だった。七桜にも見せたかったと満開の桜の写真を見せる椿だが、七桜は「また喘息がでたらお母さんが困る(だから外出できなくていい)」と卑屈な返事をする。この頃の七桜には世界が灰色に見えていた。すると椿は「一緒に御菓子を作ろう」と七桜を誘う。こうして七桜は和菓子作りの面白さに目覚めていった。七桜の世界に色がついた瞬間だった。椿は七桜の才能を褒めて、大きくなってもここで御菓子を作りたいという七桜に「僕が店の主人になったらさくら(七桜)を一番の職人にする」と約束した。そこへ椿の父・樹(鈴木伸之)がやってきて「お前は跡継ぎだ、従業員の部屋に立ち入ってはいけない」と椿を叱った。その夜、「ここでずっと御菓子を作る事ができるか」と七桜に尋ねられた母は、少し困った表情を浮かべた後、七桜に桜の花と椿の葉の型抜きを七桜にあげた。
そして明け方の雷鳴に目を覚ました七桜は、椿の型を手に椿のいる母屋へ向かった。椿が咲き乱れる庭の先で七桜が見たのは、血まみれで立ち尽くす椿と、その足元で息絶えている椿の父・樹の姿だった。従業員たちが駆けつける中、椿は父親を殺したのは百合子だといって百合子を指さす。警察に連行される百合子。そして七桜はその日の内に光月庵を追い出されたという。
それから15年の月日が経ち、七桜は一幸堂という小さなお店で働いていた。七桜は、血の“赤”が怖いという致命的なハンデを抱えてしまっていた。それでも「これがたったひとつの私の生きる意味」と和菓子作りだけを心の支えに生きているのだった。その光月庵が対決相手と知り、和菓子対決を辞退した七桜。そんな中、住み込みで働いていた店から突然解雇されてしまう。原因は、毎日店に届く『花岡七桜の母親は人殺しです』というメールだった。雨の中行き場を失ってとぼとぼ歩く七桜は、隣を猛スピードで車が通り過ぎたはずみに大事な御菓子作りの道具を落としてしまう。散らばった道具を拾いながら母からもらった桜の型を握りしめるとその場で号泣してしまう。そこへ見知らぬ男・多喜川(山崎育三郎)が傘を差し出す。多喜川は自らを『ただのお母さんの御菓子のファンだ』と名乗った。そして多喜川は「やっと会えましたね。名字が変わっていたから探すのに苦労しましたよ」というと『七桜が20歳を過ぎたら渡してほしい』と母から預かっていたという手紙を渡すといつの間にか姿を消した。
母の手紙を読み、衝撃を受けた七桜は自宅に戻るとやはり対決を受けるとまゆに連絡をした。そして鏡台の前に座ると長い黒髪をバッサリと切り落とし、光月庵との和菓子対決に臨む覚悟を決めるのだった。
和菓子対決当日。15年ぶりに顔を合わせた椿つばき(横浜流星)の冷たく自信に満ちた姿を前に、思わず体を強張らせる七桜。椿は自分に気づいているのかいないのか…、厨房で七桜は集中できず思うように手が動かせない。そして椿に「無駄音を立てるな!」と怒鳴られてしまう。堪らず厨房を後にした七桜は、庭で仲睦まじく話をする七桜と婚約者の様子をみて、七桜は“食べる人への想いを込める”気持ちで平常心を持ち直す。対決の御菓子のテーマは“桜”。七桜と椿、二つの才能が織りなす美しい和菓子ができあがった。椿が作ったのは綺麗なピンク色の桜の花、一方七桜は鮮やかな緑色の葉桜を作った。帰る途中、七桜は偶然、まゆと婚約者とその両親が話すところを目撃してしまう。婚約者の父は「この世界にいる以上、光月庵に逆らうことはできない」とふたりを説得していた。反論できずうつむくまゆを見て、七桜はこれを受け入れるしかなかった。
外に出ると椿が待っていた。素通りしようとする七桜の手を掴むと椿は「ねぇ、俺と結婚しない?」と突然プロポーズをした。驚いて固まる七桜に椿は「ふっ冗談」といって立ち去る。その背中に七桜は「いいよ」と答えた。多喜川から受け取った母の手紙には『私は何もやってない』と書かれてあった。母の無実のため、決意を胸に「しましょう、結婚」と強く言う七桜。椿は「3日後、光月庵に来い」「後戻りはできないからな」と七桜の耳元でささやくと去っていった。
母の手紙を握りしめ『(憎い椿と結婚するなんて)どうかしている』そう思う七桜だった。
光月庵、椿はひとりお茶をたてていた。椿は、お茶をたてながらも幼い自分、倒れた父を思い出す。椿もまたあの出来事を忘れてはいなかったのだ。その背中を母・今日子(観月ありさ)が厳しい表情で見つめていた。
後日、七桜はまゆの家に来ていた。まゆは光月庵の御菓子を七桜にだす。七桜は椿にプロポーズされたあの日、まゆに光月庵の御菓子を買ってくるようお願いしていたのだ。御菓子を一口食べた七桜は、味が変わっていることに気づいた。するとまゆは15年前に初めて食べたときは美味しくて感動したなと話す。母が作っていた頃の味を褒められて嬉しくなった七桜は思わずまゆに抱きつく。それと同時に、あんなに好きだった御菓子作りを一瞬で奪われてどんなに悔しかったか…と母の無念を改めて思う。
あの日、突然母と引き離されて児童養護施設に預けられた七桜。そして凶器からは母の指紋が検出されたらしいが取り調べ中に突然倒れて亡くなってしまった母。全ては真実を見つけるため、椿との約束の日、七桜は強い気持ちで光月庵に乗り込んだ。
しかし、見習い職人の城島(高杉真宙)から、椿と老舗旅館の娘・長谷栞(岸井ゆきの)が神前式を挙げている最中だと聞く。椿の不可解な行動に戸惑いながらも、覚悟を決めた七桜は椿の前へ歩み出た。このまま引き下がってたまるかという気持ちで七桜は椿に「(椿が持ってこいと言った)手土産受け取ってもらえますか」と言いながら鋭い視線を椿に向ける。椿は参列者がざわめく中、椿は「僕の客だ」と城島を制した。七桜は『新月』と名した真っ黒の羊羹を椿に差し出す。『月のない新月=光月庵がなくてもこの世界は成り立つ。光月庵は決して特別ではない』という七桜の真意を読み取った椿。「あんたやっぱりおもしろいね」椿はそういうと、七桜と結婚することを宣言した。
混乱の中、その場を収めた光月庵の女将で椿の母・今日子は七桜と椿を別室へ連れて行く。今日子の後をついて行きながら15年前、この人(今日子)を見かけることはほとんどなかったから顔も覚えていないと七桜は思う。傾きかけている店の経営のため、椿と栞を政略結婚させようとする今日子は、「わがままもいい加減にしなさい!恥ずかしい」と椿にビンタをしていさめる。今日子は「どきなさい」と七桜にきつく言う。その時、幼い頃椿を探して母屋に行ったときのこと、今日子に「なぜ使用人が母屋に?」ときつく言われたことを思い出した七桜。七桜は、「長谷屋さんのお嬢さんは知っているのですか?15年前旦那さまが亡くなったときのことを」と言い返す。驚く今日子に「病死ということになっているけれど本当のところはどうなんでしょう」「私はそれを知った上で椿さんと一緒になりたいと思っています」と七桜は強く言った。そこに、光月庵の大旦那・宗寿郎(佐野史郎)が現れる。宗寿郎は普段は体調が優れないようだ。「店主は具合が悪いと言ってあるから休んでいてほしい」という今日子に宗寿郎は「大事なお客様に挨拶しなきゃ」と強引に大広間へ向かった。宗寿郎は大広間に出向くと、式の中止を土下座で懇願した。さらに、雨の庭に出て宗寿郎より低い位置に正座した椿は、結婚が店の支援を取り付けるためのものだったことを皆の前で話す。「15年前、先代を失ってからこの店は変わってしまった」という椿は、土下座をして光月庵の立て直しを誓った。そんな椿に宗寿郎は激高し、「半人前のくせに生意気をいうな!3か月で店を立て直せなければ七桜とともに光月庵を去れ!」と告げるのだった。
椿になぜ15年前のことを知っているのかと尋ねられた七桜は、ネットで話題になっていたと誤魔化す。そして再び七桜の羊羹を前にした椿は「あんたの羊羹のとおりだ。今の光月庵は暗闇の中だ」「でも新月は暗闇の中で見えないだけでなくなったわけではない、再び満ちて輝きを取り戻す。この手で」と自らの掌を力強く握りしめた。自らの手で再び光月庵を輝かせるため、七桜を利用して政略結婚を破談にした椿。「宣戦布告にはいい作戦だった」「親戚連中の顔といったら傑作だった」とにやり笑う椿に、七桜は「それでも傷ついた人もいる」と利用されてしまった栞を思う。しかし椿が七桜の顔を引き寄せて「あんたも俺を好きでここに来たわけじゃないだろ」と問うと『私も同じ、この家に入るために人を欺こうとしている』とうつむく七桜。母からもらった桜の型を握りしめると「今日からお世話になります」と椿に頭を下げた。椿に「契約成立だな」と言われた七桜は『共犯者』『私たちはどうかしている』と思うのだった。

【感想】
30代・女性
今日子さん怖いです。最後のかごめかごめを歌いながら虫を潰すシーン、これから七桜に向けられる仕打ちの伏線でしかない感じが怖すぎました。椿のお父さんを殺したのは誰なのでしょう?椿と七桜は異母兄弟説、真犯人は嫉妬した今日子説、など考えてみました。ダントツ怪しいのは今日子、そして宗寿郎。このふたりが椿を『椿さん』と呼ぶところや突き放す態度なところなど、血の繋がりがないのでは?と勘ぐらずにはいられません。そして椿も、無邪気な少年でありながら七桜の母を犯人に仕立て上げるずる賢さそのままに、野心の塊、己の野望のためには手段を選ばない非道さが見受けられる青年になってしまっており、何を考えているか分からない不気味さを感じました。次週予告でさっそく七桜に様々な理不尽がふりかかるようです。母の無実を証明するためとはいえ悪人になりきれてない可憐な感じがして心苦しいです。

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