【#リモラブ~普通の恋は邪道~】第3話「SNS恋愛の悲劇!?リアルデートであんた誰?」感想ネタバレ(主演:波瑠)

2020秋のドラマ一覧

主演:波瑠
TBS系  (水曜日22時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#03美々と五文字のラブストーリー】
尿酸値5.29、草餅の葉っぱは食べる派の情報を元に、檸檬の正体を探る大桜美々(波瑠)。公私混同の特別健康面談を実施した結果、朝鳴肇(及川光博)檸檬説が有力となった。その夜、美々は居酒屋おとで食事をしている朝鳴の元へ走って行き、「私が草モチです!檸檬さん!!」と打ち明ける。しかし、朝鳴は「え??誰???」と驚くばかり。一方、同じ頃本物の檸檬・青林風一(松下洸平)は、彼女の我孫子沙織(川栄李奈)から「もう私の知らないところで誰かと繋がったりしないで」と可愛く叱られていた。
居酒屋おとでは、美々の勘違いであったことが判明し、美々は朝鳴と息子・保(佐久間玲駈)に驚かせてしまったことを謝罪する。心の中で美々は保を『目玉焼き』と例えた。そして『コンニャクの甘辛煮』こと店主の乙牧ひろ吉(西堀亮)の提案で美々もビールを飲んでいくことになった。「お構いなく」とソーシャルディスタンスを気にして、美々はひとりテーブル席に座ると携帯を取り出す。檸檬とのやり取りを見返して『やっぱり好き…』と落ち込む。そんな中、栞(福地桃子)は、五文字順太郎(間宮祥太朗)が檸檬ではないか?と言い出す。「五文字さんはどこかで草モチが美々先生だと気がついてあんなに気にしてたんだと思う」と言う栞は、五文字が美々に惹かれていると言っていたことを明かす。その場の皆が檸檬は五文字だという中、美々はひとり混乱する。「五文字さんが檸檬だと思う人」栞が多数決を取ろうとした時、「はい」と挙手をしながら五文字が現れた。そして「僕が檸檬です」と告げた。
美々が「五文字さんが檸檬さん?」と再確認すると、五文字は「はい、会いたかった」と答え、皆が見守る中彼女になってほしいと告白した。半信半疑ながらも美々は『ビーフジャーキーでも檸檬さんを失いたくない』とOKした。帰り道、五文字は美々に連絡先を尋ねるが、美々は「これまでのSNSで」と答えた。五文字は「もう草モチと檸檬は辞めて…」と言って電話番号を聞き出した。美々が帰宅するとすぐ五文字から電話がかかってきた。五文字は「星が綺麗ですね」と言う。そして「自粛期間中、青ちゃん(青林)とよく空を眺めていた」「あの時、僕を気にかけてくれたのが青ちゃんと美々先生でした」と話し続ける。美々はその声を聞きながら「SNSと印象が違う」と言った。そして五文字に誘われて日曜日にデートの約束をする。そして五文字に「最後にもう一つだけ」「おやすみなさい」と言われた美々は、「今まではSNS上でだったけど、こうやって直接言われると嬉しい」とキュンとした。
翌朝、嘱託医・富近ゆり(江口のりこ)に八木原大輝(髙橋優斗)が、五文字が檸檬だったと報告しているとそこへ朝鳴も合流した。富近は朝鳴の元妻と同級生だったことから朝鳴のことを『肇ちゃん』と呼んで困らせる。するとそこへ美々がやってきた。いつもとは別人のように「密になってますよ~」と笑顔で優しく注意する美々。その後も嘱託医・深杉明彦(今井隆文)に「もう帰っちゃうの、お疲れ様でした~」と甘えた感じの声で言い、皆を驚かせる。そして五文字も青林に美々とつき合うことになったと報告し、青林は自分のことのように喜んだ。
その夜、美々は日曜日のデートに向けて、行き先や服装を考えたり、久々にパックをしたり楽しそうだった。同じ頃、青林と我孫子は、岬恒雄(渡辺大)に誘われて飲みに来ていた。酔った岬がワインをこぼしてしまうと我孫子はすっと席を立っておしぼりをもらいに行った。すると岬は青林に「今どき珍しいくらいのいい子だ」と我孫子のことを褒めた。青林がテーブルを拭いているとテーブルに置いてあった我孫子の携帯が着信した。そこに書かれた『セフレくん』の文字に岬と青林は驚く。そこへ我孫子が戻ってきて着信画面を見たが、気にしない様子だ。青林が「外国人のお友達の名前だ」と慌ててフォローするが、我孫子は「何言ってるんですか」「今どき皆いる」とあっけらかんとしている。その頃、自宅でくつろぐ美々は、デートの行き先も服装も決めていなかったことに気づき、慌ててパソコンに向かう。『日曜日、デート、デート、デート…』美々の中で重荷になっていく。それでも栞の「もどかしいとかも含めて恋愛だ」という言葉を思い出して一生懸命準備に取り組む。
翌朝、デートの準備で寝不足の美々は同じく我孫子にショックで眠れなかったであろう青林とふたりぼーっとして会社のゲートに引っかかってしまう。エレベーターでふたりはお互いに「私は大丈夫」と自身に言い聞かせるのだった。青林が休憩所でぐったりしていると我孫子がやってきて声を掛けた。自分のセフレが原因だとは思いもしない我孫子は、体調が悪いのかと青林を心配する。「つき合ってるんだよね」「結婚を前提にって言ったよね」と真剣に尋ねるも「青ちゃんは青ちゃん、セフレはセフレ。感染が気になるの?青ちゃんよりもずっと前からの付き合いだから大丈夫」と相容れない返答が返ってきて青林は面食らう。我孫子はマスク越しに青林にキスをすると笑顔で去っていった。それを柱の陰から偶然目撃した五文字は『いいな~』と心の中で思うのだった。
日曜日、水族館デートに行くことにした美々は約束の時間より1時間も早く到着してしまった。すると「遅れてすみません」同じタイミングで五文字がやってきた。ふたりはぎこちない様子で水族館へ向かうのだった。その夜、ふたりは居酒屋おとにやってきていた。美々はピンク、五文字は青、色違いのイルカカチューシャをしながら美々は『疲れた』『帰りたい』と心の中で思う。「私…急用が」たまらず美々はおとを後にした。急いで帰宅した美々は、お酒を用意すると定位置に座り、大好きな動画配信を観るのだった。動画を見終わって美々は『あ~楽しかった。デートは面倒くさい、動画は楽しい』と思う。そしておもむろに携帯を開くと『檸檬と草モチの時の方がよかったな』と切なくなった。
翌日、美々の元に朝鳴がやってきた。朝鳴は五文字とのデートを心配してやってきたようだ。朝鳴は、息子の保が夏休みの自由研究でデジタル社会がもたらす心の闇という研究を行い、優秀賞を取ったと話す。その保が『SNSでの出会いはきっかけにすぎない、現実の世界でちゃんと向き合わないといけない』と美々を心配していたと伝言する。富近は保がそんなタイトルを選んだ理由を心配して朝鳴を診察室に連行した。朝鳴は、元妻がオリンピック関連の仕事で世界中を飛び回るようになってから夫婦や家族でSNSを利用していた。おはようのあいさつから他愛もない雑談まで色々やりとりしたという朝鳴。それから徐々にすれ違いが大きくなっていってしまったのだ。朝鳴は「SNSを上手に使いこなしているつもりだった昭和のお父さんに問題あり」「繋がっているようで繋がっていないということに気づいてなかった」と反省する。「誰も悪くない」富近の言葉は朝鳴だけでなく美々にも響いたようだ。
仕事終わり、更衣室でまっさきに携帯を手にした美々は『SNS中毒…』という朝鳴の言葉が引っかかって携帯をしまった。美々が帰宅すると家の前に五文字が待っていた。そしてその後ろから栞と八木原も顔を出した。栞は「ダブルおウチデートしましょう」と提案する。栞と八木原の話で盛り上がるばかりで、美々は疲れた表情を隠せない。3人が帰った後、美々はどっと疲れてソファに倒れ込む。そして朝鳴が言った『現実の世界でちゃんと向き合わないと』という言葉を思い出し、面倒くさいなと呟く。するとインターホンが鳴り、五文字が戻ってきた。「おやすみが言いたくて」という五文字は「僕のこと嫌いですよね、何となくわかります」と続けた。そして「それでもいいと思って戻ってきました」という五文字を美々は「コーヒー淹れます、一杯だけ」と招き入れた。そして「檸檬と草モチとして他愛もない話をしていたことが好きだった。だから五文字くんのことが嫌いなわけではない」「嫌いじゃないけど好きな気持ちは5ミリくらい」と正直な気持ちを打ち明けた。五文字は「5ミリが1センチくらいにはなれるように頑張ります」と健気に受け止めた。そして「五文字くんの事をもっと知りたい」と出身などふたりは初めてプライベートな会話をした。そして美々は出会いのきっかけになったオンラインゲームをやって見せてと五文字を誘い、ふたりはゲームで楽しい時間を過ごす。同じ頃、険しい表情の青林はひとりカフェで我孫子とSNSで会話していた。『今日は逢えない』という青林に沙織は『なんで?』『なに怒ってんの?』と言う。『怒ってないよ』という言葉を送信しようとして青林はメッセージを消して携帯をテーブルに置く。そして少し考えた後、再び携帯に手を伸ばした。開いたのは草モチとのやり取りだった。
美々の部屋では、五文字がアドバイスをしながら美々が敵と闘っている。ついに敵を倒してふたりは一緒に喜ぶ。そして見つめ合い、五文字がキスをしようと顔を近づけた。その瞬間、美々の携帯が鳴った。咄嗟に離れたふたり、恥ずかしさから美々が携帯を確認しに席を立つとそこには檸檬から『草モチさん』『どうしてますか』というメッセージがあった。コーヒーを飲んではにかむ五文字は携帯を持っていない。美々は『あんた誰!?』混乱するのだった。

【みんなの感想】
30代・女性
檸檬を失いたくないという気持ちで五文字とつき合うことにした美々。しかし、会うほどに楽しさよりも大変さを多く感じてしまった美々ですが、最後ゲームを通じてふたりの距離が縮まったかのように見えました。格好つけたデートよりも自然な関係が心地よいそんな矢先、まさかの檸檬から連絡が…。次週、やっと檸檬が青林だとわかるようですが、ゲームで距離を縮めた五文字とSNS上だけど最初から心地よい関係を築けていた青林、美々はどちらを選ぶのか楽しみです。

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