【危険なビーナス】第9話「最終章!義妹の正体を暴け!義父との誓い 必ず弟を助け出す!」感想ネタバレ(主演:妻夫木聡・吉高由里子)

2020秋のドラマ一覧

主演:妻夫木聡・吉高由里子
TBS系  (日曜日21時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【#09義兄の意地】
後天性サヴァン症候群による天才脳、研究記録の捜索、弟の妻?
手島伯朗(妻夫木聡)が弟の妻だという矢神楓(吉高由里子)の正体を確かめようと彼女のマンションに行くと、そこには勇磨(ディーン・フジオカ)の姿があった。楓に裏切られたのか、最初から騙されていたのか、混乱する伯朗は、動物病院の看護師・蔭山元美(中村アン)を思わず抱きしめる。「人の気持ちも考えないでその場しのぎの悲しみはけ口にするなんて、私のこと何だと思ってるんですか!」蔭山にビンタされた伯朗は自分の軽率な行動を謝る。
その頃、監禁されている伯朗の弟・矢神明人(染谷将太)は『あなたの母親が受け取った貴重なものはどこにあります?教えなければあなたを殺します』と犯人から脅迫される。「僕は知らない。でも兄さんが見つけ出すはずです」「兄さんは僕よりも母さんに愛されていたから」と答えた。
正気を取り戻した伯朗は、改めてこれまでの経緯を蔭山に話す。蔭山は話を聞きながらメモを取り、話を整理する。『30億の遺産より価値があるもの=後天性サヴァン症候群の研究記録』『伯朗の母は研究記録を譲り受けて殺害された』『研究記録と明人失踪が関係しているかも』『康治の死期が近く、遺産相続迫る』『楓の裏切り、勇磨とつながる』この中で最も伯朗を悩ませているのは、楓の裏切りだった。明人は牡蠣が苦手なのにシーフードグラタンによく入れると楓が話したことから、伯朗は楓が明人の妻ではなくそれどころか明人を誘拐した犯人かもしれないとまで考えるようになっていた。
翌日、動物病院では伯朗が蔭山に、昨日のお礼にと手作りシフォンケーキを渡す。男が手作りスイーツなんて気持ち悪いかなと言う伯朗に、蔭山は「チョコペンでメッセージとかあったら引きます」と言いながら箱を開けると『いつもありがとう』とチョコペンメッセージがあった。伯朗は「こういうところがダメなんだな」と頭をかくが、それを見つめる蔭山は笑顔だった。そこへ楓と勇磨が「誤解を解きたい」とやって来た。さらに楓は勇磨と手を組もうと言い出して伯朗を驚かせる。勇磨が伯朗のことを負け犬呼ばわりして馬鹿にすると、蔭山が「負け犬とはこれ以上喧嘩すると大変なことになると察知できるお利口な犬です」と伯朗をかばった。勇磨は楓とは伯朗が想像するような関係ではないと話す。楓の正体を暴くために明人の部屋に盗聴器を仕掛けた勇磨は、楓とシアトルの友人との通話を聞いて明人が行方不明なことを知った。そしてこのことを矢神家にバラされたくなければ情報を教えろと脅したのだ。伯朗が部屋を訪ねたときに髪が濡れていたのは、伯朗に勇磨がいることを知られたくなくて急遽そうしたのだという。伯朗はそれでも牡蠣の件があって楓を信じられない。楓は「それでも私の前では食べていた」と主張し、勇磨は盗聴の内容から「彼女は明人の妻だと保証する」と言う。さらに明人を無事に救出できたら遺言通り30億円は明人のもので構わない、研究記録が手に入れば30億などはした金だと勇磨は言う。自分がいれば矢神家内部のことも調べやすいとメリットを提案する勇磨だが、伯朗は「ふたりでやってくれ」と拒否する。伯朗は、ふたりの目的が自分ではなく、自分が持っている小泉の家の鍵だと見透かし「あの家の所有者は明人と僕だ。勝手には入らせない」と怒りを顕にした。帰り際、楓は伯朗が蔭山に渡したシフォンケーキを見て表情を強張らせる。さらに、楓と勇磨が去った後、蔭山は楓にシフォンケーキを作ったことがあるかと伯朗に尋ねる。そして「調べてほしいことがある」と言って自分も一緒に楓の正体を調べると申し出た。その頃、勇磨は楓に「蔭山の前でわざと伯朗に嫌われる素振りを見せましたね」と指摘する。楓は「あのふたりはお似合いだからくっついてほしい」と答えた。そして車に乗り込むふたりを後ろから佐代(麻生祐未)がこっそりと見ていた。
勇磨と同じく研究記録の行方を追っている牧雄(池内万作)がレストランで食事をしていると姉・支倉祥子(安蘭けい)がやってきた。康治の遺産に興味はないという牧雄に祥子は「母さんは佐代に毒殺された。母さんの敵を一緒に打とう」と訴える。そして「何を探しているか教えれば、勇磨や佐代に奪われる前に手助けできるかも」と牧雄に言う。同じ頃、矢神波恵(戸田恵子)は眠った状態の康治(栗原英雄)に「ちゃんと調べたの、予想した通りだった」と話しかける。「父にずっと騙されていたのよ」という波恵の手には遺伝子鑑定結果が握られていた。
伯朗は兼岩家を訪れる。伯朗は康治の病状が良くないことを報告に来たのだ。そして憲三(小日向文世)と順子(坂井真紀)に「あきとにうらむな」という康治の言葉のことを話した。そして楓の正体を疑っていると言って、順子から楓の実家の場所を聞いてくれるように頼んだ。
康治の死期がいよいよ迫り、矢神家で親族会が開かれた。遺産相続人である明人が戻ってこなければ、前当主・康之介(栗田芳宏)の遺産を、康治・波恵・祥子・牧雄・佐代・勇磨で分配すると波恵は話す。そこへ「明人君は全ての遺産を受け取ると言っている」と楓が口を挟む。波恵に本当のことを言っているのかと詰められる楓。すると伯朗が口を開き「楓さんは嘘をついています」と言った。そして明人が行方不明であることを明かし、本当に明人の妻であるのかと迫る。そこへ勇磨が「楓さんは本当の妻ですよ」と助け舟を出し、これまで黙っていたのは誘拐犯をあぶり出すためだと説明した。勇磨が証拠だと見せた動画には明人が「僕の妻を紹介します」と言って仲良く話している楓の姿が映っていた。すると祥子が「佐代さんが誘拐したんでしょ」「母を毒殺してこの家に入り込んだ佐代さんには誘拐なんて簡単でしょ」と言い放つ。祥子は母が倒れた直後、刺激臭のする小瓶を見つけていた。そしてそれを調べるように執事に渡した直後、その執事が突然クビになっていた。祥子から「勇磨に実権を握らせるために画策したのに、あの遺言書は予想外だったわよね」と問われると佐代は「あの遺言書は私が希望したものです」と口を開いた。当初、子供達に平等に分配しようと考えていた康之介に、分散するのは良くないと進言したのは佐代だった。そして「もしするのなら明人が相続したあとにこっそり殺して全てを奪う」と佐代は明人誘拐を否定した。波恵が多数決を取り、もし明人が戻らない場合は康之介の遺産を子供達で分配することが決まった。反対したのは楓と勇磨だけだった。そして波恵が「私達以外に康之介にはもうひとり隠し子がいました」と続け、一同驚く。隠し子は矢神家の使用人・君津(結木滉星)だった。君津本人も知らなかったようで驚きを隠せないでいる。「証拠は兄が亡くなったときにお見せします」そういうと波恵は去っていった。
君津は楓と伯朗以外の親族。特に祥子と勇磨から「どういう経緯でこの家に来たのか」と質問責めにされていた。マッチングアプリを利用して年上女性を相手にホストのようなことをして生活していたと君津は明かす。そしてそのアプリで波恵と出会ったのだ。出会って一言目に「うちで働かない?」と波恵に誘われた君津は怪しいと思いながらもお金になるならとこの家にやってきた。「本当に矢神の人間なのか」と勇磨に言われ、君津は「いいえ、私はごく普通の家庭で母を亡くしたあとは父に育てられました」と答える。市場で仲卸をしていたという君津の父親。『君津しゅうへい』父の名前を聞いた途端、佐代の表情が変わる。しかしこの会話も波恵に盗聴されているという佐代は「気をつけなさい、あの人は誰よりもこの家に縛られている人だから」と忠告した。その頃、伯朗の電話がなる。相手は順子で楓の実家がわかったという。電話を切ると話を聞いてしまった百合華が「この家で話すときはもっと注意したほうがいい」と話し、自分も連れて行ってほしいとお願いした。しかし、伯朗はこれを断った。そして楓の実家【焼き鳥 鶏四季】に向かう伯朗、隣りには蔭山がいた。注文の品を運んできた楓の母に蔭山は「楓さんのご実家ですよね、私もCAをしていて」と自然に話しかける。母は、楓がシアトルで結婚して事後報告をしてきたこと、楓の姉も結婚してフランスでワイナリーをすると突然言ってきたことを明かす。母の話す内容はどれも以前楓が伯朗に話した内容と同じだった。店を後にした伯朗は「楓さんはやっぱり本当に明人のお嫁さんなのかもしれない」と信じるが、蔭山は「必要な情報だけを出してきたことがかえって怪しく、口裏を合わせたかも」と疑う。そして蔭山は「誰に何と言われようとも楓さんを信じて信じて信じ抜いてみたらどうですか?副医院長はそのほうが向いています」とアドバイスする。そのとき波恵から伯朗に康治が危篤だと連絡が入る。伯朗と別れてひとり歩き出す蔭山の姿を百合華がこっそりと見つめていた。
矢神家で波恵は「兄さんが亡くなればこの家の管理は放棄するつもりだ」「矢神家は兄さんの代で終わりにします」と康治に話し掛ける。波恵の手には小瓶が握られていた。矢神家へと車を走らせる伯朗。そして支倉家では祥子が出かけようとすると玄関のチャイムが鳴り、牧雄が入ってきた。牧雄は研究記録のファイルを祥子に手渡す。祥子は「私達の勝ちね」と勝ち誇る。そして勇磨の車の助手席に佐代が乗る。「全てを掛けて育てたつもり」と言って何も聞かない佐代に「最終的には俺達が一番大きなものを手に入れると約束する」と答える。「矢神家の終わりの始まりよ」佐代の言葉に車が走り出す。一方、楓の実家前で張り込みをしていた百合華は、仕事が終わって店から出てきた楓の母の後を尾行する。しかし、角を曲がったところで見失ってしまった。すると百合華は後ろから何者かに口を塞がれて連れ去られてしまった。
蔭山が動物病院に戻り、入院中の動物の様子を診ていると楓が現れた。康治の危篤で伯朗はいないだろうと考えた楓は蔭山に会いに来たのだという。楓が伯朗は蔭山を愛しているからふたりにくっついてほしいと話すと蔭山は今でも伯朗は楓を信じて助けたいと考えているからこれ以上傷つけないでと頭を下げた。蔭山に「嘘をついてとても苦しそうだ」と指摘された楓の目にはうっすらと涙が浮かんだ。「純粋な感謝の気持ちです」と蔭山にプレゼントを渡して楓は去っていく。そして贈られたスカーフを見た蔭山は何かを考え込むようだった。
伯朗が康治の元へ駆けつけると波恵は康治が昨日「あきと」と寝言のように呟いたと話す。そのとき康治が少しだけ目を開いて伯朗の方を向き「あきと」と言う。波恵は「明人じゃなくて伯朗さんですよ」と呼びかけるが、伯朗はそれを制止すると康治の手を取って「遅くなってすみません。僕は元気です。これから矢神家を背負って生きていきます。どうか安心してください」と話し掛ける。「母さんと家族三人の暮らしは楽しかったですね」と伯朗が明人のふりをして話すと康治はこれを否定するように握っていた手を開いて指を4本しめした。波恵が「兄さんにとっての家族は四人よね」と代弁すると伯朗の目にたくさんの涙が浮かぶ。伯朗の「四人家族ですから」の言葉を聞くと康治の目尻から一筋の涙が流れ、康治は安心したように息を引き取った。「ありがとう、お父さん」伯朗は初めて康治をお父さんと呼んだ。そして必ず明人を連れ戻してお父さんに会わせると強く誓った。
何者かに連れ去られた百合華はとある部屋に閉じ込められる。状況が把握出来ずにいると「久しぶりだね」と声が聞こえた。百合華が振り返るとそこには椅子に縛られた明人がいた。駆け寄る百合華に明人は「近づきすぎたようだね、楓さんに」と声を掛けた。その頃、ひとり歩く楓にメッセージが届く。そこには『支倉百合華を拘束した』とあった。それを読むと表情を変えることなく楓は再び歩き出した。同じ頃、伯朗にもメッセージが届く。『あなたのお母さんが譲り受けた貴重なものを見つけてください。明人さんと交換します。警察に連絡したら明人さんを殺します』メッセージを読んだ伯朗は強い決意の表情で扉を開ける。伯朗が着席すると親族会が始まった。

【みんなの感想】
30代・女性
いよいよ最終回、明人と百合華を拉致した犯人は誰なのか。そして楓の正体は。牧雄の研究記録は本物なのか。
1)牧雄が祥子に手渡した研究記録のファイルは本物なのか。明人は犯人に向かって「母さんが隠したのなら絶対に兄さんにしか見つけられない」と言っていたことから牧雄が単独で見つけられるものなのか疑問が残ります。これまでの矢神家を考えると、研究の確信に迫る大事な部分は他の場所に隠されているのではと思います。
2)祥子と牧雄の母を毒殺したのは誰なのか。当時祥子が発見したのと同じ形の小瓶を波恵が持っていたこと、そして祥子から調査を頼まれた執事をクビに出来る権力を持った人物=波恵なのかなと思います。動機はわかりませんが、波恵からしたら継母にあたるため何か因縁があったのかもしれません。そして「矢神家を終わらせる」という言葉とおり、小瓶の毒で波恵は自殺してしまうのでは…そうなったときは是非伯朗に止めに入ってもらいたいところです。
3)君津の正体。まさかマッチングアプリを波恵が使用するとは意外ですが。きっと波恵はアプリ利用者ではなくずっと君津を探していたのでしょう。子供がいないとされる波恵の隠し子では?と思いましたが、「ずっと父に騙されていた」という波恵の言葉を思うと君津は誰の子なのか思いつきません。君津の父親の名前に佐代は心当たりがあるようですから、きっと佐代の口から何かが明かされるでしょう。
4)楓の正体。蔭山曰く、嘘をついていて苦しそうな楓は一体何者なのか。「楓さんに近づきすぎましたね」という明人の言葉から明人と楓は面識があるようです。しかし、妻をさん付けで呼ぶかな?という疑問が残ります。「僕の妻を紹介します」という動画も目的のために作られた偽物だというせんも捨てきれません。
5)明人誘拐の犯人とは。明人と会話をするために送信されるメッセージと伯朗に届いたメッセージの送り主は同じアドレスを使っていましたが、楓に百合華拘束を報告するメッセージはアドレスが異なりました。でも楓指示の元、複数のアドレスを使い分けていることも考えられ、一番怪しいのは楓かなという気がします。でも、大どんでん返しとしてもしかしたら順子!?という気もします。姉・禎子を殺された順子は矢神家に恨みがある。そして要所で伯朗は兼岩家を訪れて情報を話しています。一番関係なさそうな人が実は…な展開もあるかもしれません。

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