【危険なビーナス】第2話「弟の妻の正体を暴け!違う顔を見せる彼女…仕掛けられた罠!?」感想ネタバレ(主演:妻夫木聡・吉高由里子)

2020秋のドラマ一覧

主演:妻夫木聡・吉高由里子
TBS系  (日曜日21時00分~) 

【内容・ネタバレ含む】
【違う顔を見せる女…敵か味方か?#02騙し騙され】
矢神家とは縁を切り、穏やかに暮らしていた伯朗(妻夫木聡)の前に突然現れた楓(吉高由里子)。彼女は伯朗の好みドンピシャなのだが、失踪した弟・明人(染谷将太)の妻だという。楓の頼みで、伯朗は再び矢神家へ足を踏み入れた。明人が継ぐはずの遺産は推定30億円、矢神家の親族全員が疑わしい。そして16年前の母・禎子(斉藤由貴)の死、矢神家の遺産が置いてあるという開かずの間、そして『もっと価値のあるもの』という牧雄(池内万作)の言葉の真実とは…
楓は自分を矢神家の地下室に閉じ込めたのは牧雄だと考え、真相を尋ねるために牧雄を呼び出した。しかし牧雄は約束の時間になっても現れない。救急車のサイレンが聞こえる場所に行くと待ち合わせ場所のすぐ近くのエスカレーターの下で牧雄は倒れていた。救急隊員が応急処置をするなか、楓に促されて伯朗たちは矢神家へと急ぐ。遺産に関する情報を握る牧雄が、矢神家の誰かに口封じのためにエスカレーターの上から突き落とされたと考えた楓は、今屋敷にいない人物か、帰宅したばかりの人物が怪しいと睨んだのだ。ふたりが矢神家に到着すると楓は庭に停まっている一台の車を気にかけた。その車はまだ温かく、到着したばかりだと冷静に分析する楓に、伯朗は少し違和感を覚える。屋敷の扉が開くと楓は、使用人兼執事の君津(結木滉星)の制止も聞かずにずんずん進み、広間を開けた。広間には康治の妹・波恵(戸田恵子)とその異母妹・祥子(安蘭けい)が居た。楓は、養子の勇磨(ディーン・フジオカ)と佐代(麻生祐未)の行方を尋ねるがふたりは仕事だろうという。さらにボンネットが温かい車は、君津が近くのスーパーに買い出しに出かけて先程戻ったのだとわかった。こんな夜更けに突然訪ねてきて質問ばかりする楓に、波恵は何の用か尋ねる。楓は、牧雄の事は話さずに康治に会いに来たのだと嘘をついて部屋を出た。康治の部屋を開けると祥子の夫で医師の隆司(田口浩正)と専属看護師の杏梨(福田麻貴)が居た。楓は隆司と杏梨が外出していないか、さらに友達と遊びに行っているという隆司の娘・百合華(堀田真由)のアリバイを確認すると、康治に形ばかりの挨拶をして部屋を後にする。「アリバイがないのは勇磨さんと佐代さん…」と推測する楓に伯朗は「君は時々違う顔を見せる」と怖さを感じるが、楓は「明人を探すことに必死なだけだ」と弁明した。その時、警察から牧雄の転落事故を知らせる電話が入った。
牧雄の運ばれた病院へ波恵、祥子、隆司、楓、伯朗が到着すると、少し遅れて勇磨と佐代もやってきた。皆、表向きは牧雄を心配するも内心は遺産相続のことしか考えてないと察した伯朗は嫌気を感じる。そこへ警察がやってきて、事故ではなく何者かに突き落とされた可能性も視野に入れていると話す。牧雄が何かトラブルに巻き込まれていなかったか尋ねられて皆が口ごもる中、伯朗は「遺産相続が関係しているのではないですか?」と発言した。アリバイを確認しようとする刑事に「矢神家の事を捜査するなら手続きを」「康治は刑事部長と親しい間柄…あなたも一度上司と相談なさっては」と波恵が圧力をかけて波恵たちは病室を後にする。そんな中、牧雄の携帯に楓の電話番号が残っていたことがわかる。波恵は「その方は矢神の人間ではありませんので、どうぞご自由に」と答え、楓は警察署で取り調べを受けることになった。楓が去った後、波恵たちに質問攻めにされた伯朗は、当時のことを説明した。波恵たちは、楓のことは警察の取り調べが終わってから考えようと病院を後にした。伯朗も立ち去ろうとしたが、勇磨に「楓さんに関する情報がある」と言って勇磨の経営する店に連れて来られた。楓を疑う勇磨に、伯朗は「事故の時、楓さんは僕と一緒にいた」と話す。しかし、勇磨に「断言できるか」「ずっと一緒にいたのか」と詰められて伯朗は、ほんの少しだけ楓がひとりで見回りに行った時間があったことを思い出す。まるで見ていたかのように楓のアリバイを崩す勇磨は、その後の楓の言動も自分を犯人じゃないと伯朗に思わせるための演出かもしれないと話し、伯朗は不安になる。さらに勇磨は弁護士を雇って連絡の取れない明人を調べさせた結果、明人はすでに日本に向かって出国していたことが分かったといい、楓の携帯を盗んで自分に渡すよう持ちかける。
翌日、動物病院で仕事をする伯朗は、楓に送ったメッセージに返信がないことを気にしていた。そんな中、動物看護師の蔭山(中村アン)とのランチを取り付けてウキウキする伯朗の元へ楓が訪ねてきた。ランチに行けなくなってあからさまにガッカリする伯朗を楓はからかう。警察はひとまず楓の言うことを信用して解放してくれたようだ。楓が牧雄の病室へ行くと波恵と祥子が朝から来ていて、医師や警察に対応していた。担当刑事は警察署長まで連れて来たが、波恵たちはあくまでも事故を主張する気のようだ。楓にだれが犯人だと思うか尋ねられて、「勇磨…かな」と伯朗は答える。それは生まれた時から当主となる事を約束された明人を勇磨は幼い頃からずっと目の敵にしてきたからだった。そして明人を監禁していることを牧雄に知られたため口封じしたのではと考えた楓は勇磨に会いに行くと言い出した。楓と一緒に勇磨の所へ行くと、図らずも勇磨に頼まれた楓を連れてこいという望みを叶えてしまう展開に伯朗は『まずいぞ』と頭を悩ませる。
勇磨の経営する店にやってきた楓と伯朗。勇磨と楓は互いに本音かどうかわからない話を続けており、伯朗は心の中でツッコミを入れていた。すると勇磨は、自分が楓の相談役となって矢神家とのパイプ役になることを申し出て、楓は「矢神家の人に妻と認めてもらえた」と喜んだ。勇磨の巧みな話術によって、楓が席を外すと勇磨はテーブルに残された楓の携帯に手を伸ばす。するとこれを伯朗が止めた。「ここへはお前の手助けをするためではなく、楓さんを守るためにやってきた」という伯朗に、勇磨は楓が勤めていたと話す航空会社に楓がいたという話はないと言った。明人のことについて特に進展がないまま店を後にしたふたり。しかし楓は「今日ここに来た目的はこれです」と勇磨の車を指差した。そして楓はGPSを取り出すと車の底の中央部分に取り付けるよう伯朗に指示した。楓は「もっと落ち着ける場所で飲み直そう」と伯朗を誘った。
やってきたのは、禎子の妹・順子と憲三夫婦の家だった。子供が出来なかったこの夫婦は、楓と伯朗の訪問を我が子が帰ってきたように喜んで迎い入れた。そして数学学者の憲三は『ゼータ関数とリーマン予想』という本を楓に勧めた。憲三、順子と楓が楽しそうに話す様子を眺めながら伯朗は『やっぱりこの人(楓)が犯人とは思えない、いや思いたくない』と感じていた。その頃矢神家では、警察からの電話対応をした君津が波恵に報告をしていた。警察は牧雄の転落を事故として処理することに決めたようだ。そして牧雄は意識不明の昏睡状態で今後も回復する見込みはないという。報告を受けた波恵はペンを取ると『二次相続』の蘭に書かれていた牧雄の名前を二重線で消したのだった。
翌日、伯朗は蔭山とランチを食べていた。伯朗は、楓を信じたいが楓を疑う親族の気持ちもわかると揺れる心の内を蔭山に明かす。蔭山は「遺産相続など刺激的な単語が満載で、初めて副医院長(伯朗)の話が面白いと思いました」と受け流す。蔭山に話すことで少し気が楽になった伯朗が陰山に感謝すると、蔭山は「興味本位で聞いていただけ」「でも続きが気になるからいつでも」と優しく答えた。ふたりが動物病院に戻ると入り口の前で百合華が待っていた。百合華は開口一番「明くんはいつ戻ってくるんですか?」と強い口調で尋ねる。そして「あの人(楓)は明くんの奥さんなんかじゃない、明くんはあんな軽い女に引っかかるような人じゃない」と語気を強めた。百合華の迫力に伯朗が驚いていると百合華はふと我に返り去っていった。その直後、楓から「(勇磨の車につけた)GPSが役に立っている」と連絡が入る。
その夜、伯朗は楓と明人の部屋を訪れる。楓と伯朗は、勇磨の車が何度も通う場所をネット地図上で見ている。GPSのルートは、主に経営する複数のお店と高輪の高級マンションを示していた。その中でただ一つ違和感を放つ行き先があった。華やかな雰囲気を纏う勇磨とは正反対な江戸川区にある団地だ。ふたりはここに明人が監禁されているかもしれないと考えた。楓の読み通り、勇磨は団地にやってきた。慣れた様子で鍵を開けて中に入る勇磨。楓はすぐさまその後を追って中に入ろうとするが、危険を感じた伯朗は楓を外で待たせて自分が中に入ると申し出た。部屋の中は不思議な位シーンとしていた。伯朗は一つの部屋の前で立ち止まる。その瞬間、後ろから勇磨に捕えられて喉元にナイフを突きつけられてしまう。勇磨の一瞬の隙きをついて伯朗は、明人が監禁されているかもしれない部屋の扉を開けた。中は子供部屋のようで荷物があるだけだった。すると「俺はここで育った」と勇磨は言って話し始める。この部屋は、康之介(栗田芳宏)が愛人だった勇磨の母と勇磨のために用意した部屋だった。建前上は康之介の養子となっているが、本当は実の息子だったのだ。「見ての通り、お前よりよっぽど貧乏だ」という勇磨。勇磨は、自分よりも恵まれた境遇の伯朗が自分の境遇を嘆いてばかりで闘おうとしない姿に苛立ちを感じていたのだった。「俺は闘って今の自分を手に入れた」と自負する勇磨は、時々ここに戻って自分の原点を忘れないようにしていた。楓の策で車にGPSをつけた事を見抜いた勇磨は「どう見ても普通じゃないだろう」と楓を怪しみ、早く楓の携帯を確認して正体をはっきりさせようと提案する。「楓さんに騙されていると気づくのが怖いだけだろう」「その一方で、もし明人の妻じゃなかったら自分のものにできるかもしれないと思っているのだろう」と勇磨に挑発された伯朗は、勇磨に掴みかかる。「そうだよ、そうやってお前も闘えよ」「現実から目を背けるな」「そうやって自分の手に入れたいものを手にいれろ」「本当のお前は負け犬なんかじゃないんだよな、伯朗」と微笑する。
帰り道楓は、明人の居場所はわからなかったけど勇磨も矢神家の中で苦労してきたという一面を知ることができてよかったと話すが、伯朗は勇磨の顔が頭から離れず上の空だ。それでも伯朗は自然な流れで楓の実家のことを尋ねると、実家は葛飾区で焼き鳥屋をしていると楓は答えた。連れて行ってほしいと伯朗は言ったが、「夫を連れていく前に夫の兄を連れていくのは…」と断られてしまった。駐車場に着いて精算しようとしたとき、伯朗の脳裏に『彼女の正体を見極めてはっきりさせようじゃないか』という勇磨の言葉が浮かぶ。そして伯朗は楓に小銭を貸してほしいと言って楓に精算させると足早に運転席に乗り込んだ。助手席には楓の鞄が残されていた。
楓から勇磨の元に携帯をなくしたと連絡が入り、勇磨はついに伯朗がやってくれたと察した。勇磨は伯朗に「決してお前を売るような真似はしないから携帯を渡してほしい」と電話をした。伯朗から楓の携帯を受け取った勇磨は楓と会い、携帯を見せる。「どうして?」と言う楓に勇磨は「伯朗に指示して盗み取らせました」とさらりと言う。勇磨は「あなたの正体を知るために手を組んだんです、あなたは裏切られたんです」と楓に告げる。「中の写真やメールを見てはっきりわかりました、あなたが明人の妻ではないということが」と勇磨に言われて楓は動揺する。「どうするつもり?」と尋ねる楓に、勇磨は自分に協力してくれれば全て黙っているし、むしろ楓が本当に明人の妻だと矢神家の人間を説得してみせましょうと提案した。勇磨は「明人が戻ってきても死んでいても困る」「私は全てを自分のものにしたい」と明かした。そして明人からの伝言として『ビジネスパートナーである矢神勇磨に遺産の全てを譲る』と楓に言わせようとする。親族の一部には金を握らせて黙らせて、楓にも充分な報酬を支払うという勇磨に楓は「どうしてそこまで?」と尋ねる。勇磨は愛人の子として屈辱的な日々を過ごし、矢神家から亜流だと見下された復讐だと答えた。しかし、牧雄を突き落としたのは勇磨ではなかった。そして『もっと価値があるもの』も何だかは知らないがとある人に聞いたと話す勇磨。「あなたは馬鹿な裏切り者(伯朗)は捨てて私と手を組むだけでいい」と誘う勇磨に楓は無言で微笑む。笑いが止まらない楓は「それ私の携帯じゃありません」「お兄さまは私を裏切るような人ではありません」と言って、本当の携帯を鞄から取り出して見せた。「やっぱりお前を疑ってよかった」柱の陰から伯朗が現れた。あの日、伯朗は全てを楓に話していた。そして話に乗ったふりをして勇磨の腹の内を探ることにしたのだった。「お前が言ってくれた『周りの人間を見極めて闘え』という言葉のお陰で勝てたよ、お前に」といって去っていく伯朗に勇磨は悔しそうに顔を歪めた。うなだれるように座る勇磨の隣にそっと佐代が座る。同じ頃、伯朗と楓は「すっきりした」と川辺で缶ビールを乾杯する。勇磨は明人の失踪を知らず、牧雄の転落にも関与していない事がわかった。そして楓は何よりも伯朗が自分を信じてくれたことが嬉しかったと話す。伯朗に「君は絶対に悪い人じゃない、このまま最後まで信じぬこうと思った」と言われた楓は表情を一変させてうつむく。そして自分の携帯を「洗いざらい見てください、私のことわかると思います」と伯朗に差し出した。その真面目な表情に「そんなの見なくても信じてるから」と伯朗が答えると楓は笑顔で伯朗にハグをしてはしゃいだ。その様子を遠巻きに見ている人物が…。そして佐代は「どうやってあんな団地見つけたの?」と勇磨に尋ねる。あの団地は本当は従業員の実家を借りたもので、本当の勇磨は幼い頃から目黒の豪邸を充てがわれて裕福に暮らしていたのだ。「GPSに気づかないふりして手間をかけて誘い込んでやったのに」という勇磨に「案外ふたりの絆はかたかったわね」と佐代は残念がる。しかし、あの団地で伯朗が誰かが居ると思い込んで部屋の扉を開けた様子から勇磨は、ふたりが明人を探しているのだと気づいた。「俺たちにとっては都合の良い状況だ」「次の段階に行きましょう」勇磨と佐代は乾杯をした。
伯朗と別れて楽しそうにひとり歩く楓の背後に怪しい影が。そして階段の上から楓は突き落とされて倒れてしまった…。

【みんなの感想】
30代・女性
騙し合いの騙し合い、一体何が本当なのだろう、いっときも目が離せません。佐代と勇磨がグルであること、勇磨が楓に明かした話はどこまでが本当なのだろう…全体を見ているこっちでさえ混乱するのだから、もし伯朗たちの立場だったら何を信じたらよいのだろうと訳がわからなくなります。それにしても勇磨の察し力は怖すぎです。GPSに気づき、瞬時に嘘の過去を用意してさも本当のように語る。こんな人出会いたくありません。
明人の失踪に勇磨と佐代が関係していないのはきっと本当で、牧雄の転落もグレーに近いが今のところ無関係、となると犯人は誰だろう。波恵が君津を遠隔操作している?来週は、香りを頼りに楓を突き落とした犯人を探すようです。看護師・杏梨が怪しいようで、そういえば杏梨と隆司が訳ありな関係にも見えたような。黒幕は隆司と祥子なのか、楽しみです。

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