【危険なビーナス】最終回直前これだけ読めば大丈夫!!1話~9話を簡単におさらい(主演:妻夫木聡・吉高由里子)

2020秋のドラマ一覧

主演:妻夫木聡・吉高由里子
TBS系  (日曜日21時00分~) 
画像はドラマ公式HPよりお借りしました。引用元:TBSテレビ日曜劇場『危険なビーナス』

【内容・ネタバレ含む】
〈はじまり~遺産相続をめぐる親族~〉
危険なビーナスとは、医者として巨額の富を築いた矢神家で巻き起こる遺産相続を巡る物語。
主人公・手島伯朗(妻夫木聡)は、獣医師として動物病院副医院長として働き、平凡な日々を過ごしていた。そこへある日突然、異父弟・矢神明人(染谷将太)の妻だと名乗る矢神楓(吉高由里子)がやって来て「失踪した明人を一緒に探してほしい」と言う。伯朗の母・禎子(斉藤由貴)は父・手島一清(R-指定)と死別した後に、矢神康治(栗原英雄)と再婚した。伯朗にとって矢神家で親族にイビられた日々は思い出したくもない過去で、今更矢神家に関わりたくもなかった。しかし、伯朗には弱点があった。伯朗は美女に弱かったのだ。困った美女・楓の頼みを無下にすることが出来ず、伯朗は明人捜索に協力するようになり、矢神家の闇に足を踏み入れるのだった。
矢神家には前当主・矢神康之介(栗田芳宏)が遺した30億と言われる遺産があった。16年前、康之介は『全財産を孫の明人に渡す』という遺言書を残しており、当時幼かった明人に代わって康之介の長女・波恵(戸田恵子)が遺産の管理を任されていた。そして康之介の長男で現当主・康治も余命長くない状態になり、再び遺産相続の話が浮かび上がったのだ。波恵の号令により、親族が集まって遺産の確認をしようとしたとき、康之介の次男・牧雄(池内万作)が「30億の遺産よりもっと価値があるものがある」と言い出す。そんな中、牧雄が何者かに突き落とされて怪我をする。伯朗と楓も牧雄が探す【もっと価値があるもの】が明人失踪に関係しているに違いないと探り始める。

〈騙し合いの騙し合い~楓は本当に明人の妻なのか~〉
伯朗は楓を信じて協力するも矢神家の人間達は楓のことを怪しむ。特に楓の正体を暴こうと表立って行動を起こしたのは康之介の養子・勇磨(ディーンフジオカ)。そして楓もGPSを勇磨の車に仕掛けるなど到底素人とは思えない発想の持ち主で、そのたびに伯朗は本当に信じていいのだろうかと迷い悩む。そんな中、康之介の養子・佐代(麻生祐未)が本当は康之介の愛人、そして勇磨は康之介と佐代の子であることが判明する。勇磨はわざとGPSに気づかないふりをして成り上がりの幼少期を捏造してまで伯朗を懐柔しようと画策したが失敗する。そして楓が何者かに階段から突き落とされる事件が発生する。
楓は突き落とされたときに嗅いだ匂いを頼りに犯人を探しだすという荒業を披露する。その結果、明人を想い続ける友人のひとりが嫉妬によって楓を突き落としたことがわかった。警察沙汰にしようとする伯朗だったが、楓がこれを拒否してお咎めなしとなった。そんなとき、康之介の次女・支倉祥子(安蘭けい)が置き手紙を残して失踪する。祥子の娘・百合華(堀田真由)に頼まれて祥子探しにも協力し始めた伯朗。その結果、祥子失踪は祥子自身の自作自演であった。祥子の夫・隆司(田口浩正)は康治の専属看護師・永峰杏梨(福田麻貴)と不倫しており、夫の愛を確かめたかったと涙する。祥子はこれまでの高飛車な態度を反省し、隆司も謝罪して一件落着と思いきや、祥子の反省は演技、祥子も使用人・君津(結木滉星)と不倫の間柄だった。これが判明したとき、祥子は隆司と君津、永峰に康治暗殺計画を指示する。

〈当主暗殺計画~矢神家で相次ぐ不審な死~〉
伯朗の元に差出人不明の手紙が届く。中には『康治が殺される』と書かれていた。間一髪、伯朗が駆けつけて康治暗殺は阻止された。そして手紙の差し出し人は波恵なのではと伯朗は疑う。波恵は否定も肯定もしなかったが、代わりに康治が伯朗のことも大切に考えていたという話をして、伯朗の心は揺れる。そんな中、祥子は自分の母が矢神の人間に毒殺されたこと、さらに伯朗の母・禎子も殺害されたのよと聞き捨てならない言葉を口にした。そして明人は、禎子が亡くなった直後から事故であることを疑い、親族達にそれとなくアリバイを聞いて回っていたことが判明する。もちろんそれは伯朗も例外ではなく、「あぁ、あのときの会話は僕を疑っていたのか…」伯朗は落胆する。牧雄転落、禎子の死、明人失踪その全てが【30億よりもっと価値があるもの】に繋がっているかもしれない。そんな中、楓が伯朗の言いつけを破って勇磨と接近する。百合華の助言でこれに気づいた伯朗は「明人が生きていると思っているのか!!」心にもない言葉を楓にぶつけてしまう。伯朗の動物病院の看護師・蔭山元美(中村アン)のお陰で仲直りした伯朗と楓は再び明人探しを再開する。そして取り壊されて更地になったはずの禎子の実家・小泉の家が、実はそのまま残されていたことがわかる。家の中で伯朗は明人からの手紙を発見する。『自分に万が一のことがあったら母を殺した犯人を見つけてほしい』。自分は弟に頼りにされていた、明人の手紙を読んで伯朗は明人救出を強く誓った。

〈もっと価値のあるものの正体~フラクタル図形~〉
動物病院の外で伯朗と楓を見張る怪しい黒ずくめの男がいた。男は佐代が経営するクラブの従業員で佐代が指示したものだった。禎子の古いアルバムを見ていた伯朗は、ある事に気づく。学生時代の母の隣りには佐代が仲良く写っていたのだ。実は学生時代の友人だったふたり。禎子に康治を紹介したのは佐代だったことが判明する。同窓会で再会した当時、一清の脳腫瘍による言動に困っていた禎子の悩みを聞いた佐代は康之介にこのことを話し、康治の治療を受けることになった。佐代立ち会いの元、康治の部屋を捜索した伯朗は【フルクタル図形】という画を発見する。同じ頃、勇磨も康治の研究室を捜索し、同じ【フルクタル図形】の存在に気づいた。勇磨よりも早く【もっと価値のあるもの】に辿り着きたい牧雄は、フルクタル図形の説明をする代わりに康治の研究記録を見つけてほしいと伯朗に頼む。後天性サヴァン症候群によって意図的に天才脳を創り出す研究記録こそが【もっと価値のあるもの】の正体だった。
研究記録を探し始めた伯朗は、過去に康治と接点があった人物に会う。その人物から、康治が自分の治療のせいで一清を亡くなってしまったかもしれないと後悔していたこと、動物実験にショックを受けた伯朗に顔向けできる父親になるために研究を辞めたことを聞く。康治は自分のことを大切に思っていてくれたのだと伯朗の心のわだかまりが溶けていくようだった。

〈深まる謎~楓の正体、明人・百合華監禁の犯人とは~〉
明人は牡蠣嫌いなはずなのに、シーフードグラタンには牡蠣を入れると話した楓を、伯朗は再び疑い始める。そして楓が勇磨と手を組んだことを決定打に、伯朗は楓を拒絶する。そうして楓は勇磨と、伯朗は蔭山と真相に迫っていくことになる。矢神家親族会の席で、波恵が衝撃的な発言をする。使用人・君津は康之介の隠し子だというのだ。それから程なく康治が息を引き取った。君津は本当に矢神の人間なのだろうか。同じ頃、楓の正体を疑って単独行動していた百合華が何者かに拉致される。連れてこられた部屋には、監禁された明人の姿があった。「楓さんに近づき過ぎたようだね」という明人。百合華を拘束したというメッセージを受け取り、顔色ひとつ変えずに歩き出す楓。『貴重なものと明人を交換する』というメッセージを受け取り、強い決意を持って親族会に挑む伯朗。
次週、すべての謎が明らかに。



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